全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・五反田の洋食店『グリルエフ』です。
先代から受け継ぐ伝統の味わいを頑なに守る
涙か雫か勾玉か。魅惑のフォルムからして心惹かれる。カリッでもザクッでもなく、さくっ。平仮名書きがどこかしっくりくる繊細な衣はナイフを入れるとベシャメルソースにタラバガニと玉ねぎの甘みが溶け込んだクリームがとろん。
やや黄色味を帯びたそれは卵をたっぷり使うからだそう。何も付けず楽しめるようしっかり味付けし、隠し味のにんにくでコクを出すのだとか。
カニコロッケ1600円、ライス300円
これが店主・長谷川さんが歴史を受け継ぐ『グリルエフ』の名作、昭和25年の創業以来変わらないカニコロッケである。というかそもそもこの店は他の伝統の味も佇まいも昔から何も変わらない。
「自分が惚れ込んだ先代の味ですから。変えずに守ることが大事」。
18歳から店に入って半世紀、看板のシチューやハヤシライスに使う継ぎ足しのデミグラスにも、その心はしっかりと注がれている。
店主:長谷川清さん「伝統の味を大事にしています」
五反田『グリルエフ』
[店名]『グリルエフ』
[住所]東京都品川区東五反田1-13-9
[電話]03-3441-2902
[営業時間]11時~14時半(14時LO)、17時~21時(20時頃LO)
[休日]日・祝
[交通]JR山手線ほか五反田駅東口から徒歩2分
撮影/浅沼ノア、取材/肥田木奈々
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年6月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「都内のアジフライ8選 揚げ、素材、大きさ…店ならではのこだわりでさらにおいしく!」では、産地や大きさ、揚げ方、ソースなど、こだわり抜いて、一歩上いく逸品を実食レポートしています。
-
¥4,380(税込)
-
¥5,400(税込)
-
¥5,100(税込)
-
¥5,280(税込)