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『上野広小路 鳥恵』@上野広小路

気迫みなぎる職人技の串を小粋なコースで楽しく、美味しく

店主・小澤さんは大塚の名店「蒼天」の創成期を支え、自身の店を構えてから13年を迎えた。端正な串打ちに、銘柄や個体によっても異なる火入れの見極めに、それぞれの部位を引き立てる塩振りに、揺るぎない職人の技と気迫が伝わってくるようだ。

焼ものお任せ7本(コース5500円より)

焼ものお任せ7本(コース5500円より)ササミ、サガリ、銀杏、せせり、ソリのねぎま、レバー、つくねの7串。塩は舌への当たりが柔らかいベトナム産の海塩をチョイス。タレはあっさりと上品な味わいで旨みを引き立てる

使うのは味わいが濃くさらりとした脂が乗った淡海地鶏に、比内地鶏や大山どりを部位ごとに織り交ぜる。コースはそんな串7本に、箸休めのサラダや小粋な一品料理を差し込んで、緩急つけた楽しき構成だ。

さらにデザートのプリンは卵の風味濃厚なパティスリー顔負けの逸品!お腹に余裕があれば〆の「そぼろ丼」(500円)をぜひ追加して。

『上野広小路 鳥恵』@上野広小路

[住所]東京都文京区湯島3-40-8 栗田ビル1階
[電話]03-3836-0211
[営業時間]17時~22時半(22時LO)※土は16時半~
[休日]日(月・水不定休あり)
[交通]地下鉄銀座線上野広小路駅A4出口から徒歩1分

『鳥おき』@学芸大学

店主の真摯な姿勢と技が 味と居心地に反映される

1本筋が通った技も味も接客も、すべてがチキンと、いやキチンとしてる店は何とも気持ちがいい。この店がまさにそれで、店主の姿勢が細部まで宿る。

串はおまかせでも単品でも。素材の良さは当然だが、味に直結するのは塩振りだと店主は言う。鶏に対して縦に落ちるよう振ると均一に行き渡っていい塩梅となる。

さび焼330円、銀杏440円、ぼん220円、砂肝220円、手羽先440円
つくね330円、かしわ330円、いかだ220円、ししとう220円、ちょうちん440円

【奥の皿】かやく440円【中央の皿】左から、さび焼330円、銀杏440円、ぼん220円、砂肝220円、手羽先440円【手前の皿】左から、つくね330円、かしわ330円、いかだ220円、ししとう220円、ちょうちん440円
使うのは脂と旨みのバランスがいい三重「伊勢赤どり」

タレは基本3度付け。1回目で味付け、次に色付け、仕上げと手をかければ嫉妬さえ覚える艶やかさに。

このタレを使う親子丼は常連の切望で5年ぶりに復活したとか。ならば食べずに帰れるか。体重計を投げ捨て(心でね)掻き込めば、炭の香りをまとった鶏と卵の共演に酔いしれる。

『鳥おき』@学芸大学

[住所]東京都目黒区鷹番3-19-14
[電話]03-3714-5135
[営業時間]17時~22時半(21時半LO)
[休日]月
[交通]東急東横線学芸大学駅西口から徒歩5分

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『鳥なお』@田原町...
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おとなの週末Web編集部
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