善玉菌のエサになる
正しいのは、(2)「大腸に生息する善玉菌のほとんどがビフィズス菌」です。
ビフィズス菌と乳酸菌は、生息する場所が異なります。乳酸菌がおもに小腸に生息するのに対し、ビフィズス菌はおもに大腸に生息しています。ビフィズス菌は乳酸を作るため、広義の乳酸菌の一種と考えられることもありますが、現在は異なる種類と考えるのが一般的です。
(1)は「アルカリ性」が誤り。正しくは「酸性」です。アルカリ度が高くなると有害な細菌が増えやすくなりますが、乳酸菌は「乳酸」を、ビフィズス菌は乳酸のほか「酢酸」を作り、腸内を酸性に保とうとする働きがあります。
(3)は誤り。死んだ乳酸菌は腸内に生息する善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やすのに役立ちます。また、死んだビフィズス菌にはストレスを抑制する効果があるといわれています。