決勝へ向け8名→4名→2名と絞られる!
今回の全国大会では、8名→4名→2名と絞られていく。
1回戦の対決は「農園タイマンバトル」。千葉県にある農園を舞台に、各シェフが地元で採れる魚介類と、畑で自らが収穫した野菜を組み合わせた“新たな料理”を作り上げていく。
この対決で審査員を務めるのは、15年連続でミシュラン三つ星を獲得し日本人初のメンターシェフアワードを受賞した日本料理店『かんだ』の神田裕行さん、オープン1年目でミシュラン一つ星を獲得した『慈華itsuka』の料理長・田村亮介さん。
味はもちろん、海と山の食材の“組み合わせの妙”が審査のポイントとなるこの一戦、くじ引きで2名ずつがA〜Dの4組に分かれて対決する。くじ引きの結果はご覧の通り。
Aブロック:志田竜児さん(神奈川)vs長瀬大樹さん(高知)
Bブロック:楠修二さん(京都)vs大原正雄さん(北海道)
Cブロック:一之瀬愛衣さん(滋賀)vs砂山利治さん(石川)
Dブロック:山下泰史さん(福岡)vs鄭大羽さん(神奈川)
調理は、農園に設置された特設キッチンで行う。屋外用の小さなテーブルにカセットコンロが設置された簡易的なものに加え、屋外という不安定な環境下で、各シェフが苦心しながら料理を完成させていく。
うなぎとスパイスを合わせた料理が「農園だからこそ作り得た」と称賛された長瀬シェフや、滋賀県産のビワマスにナスの組み合わせで見目麗しいひと皿を作り審査員を唸らせた一之瀬シェフなど、それぞれの個性が炸裂した。
京都の楠シェフは「ししとうの辛味が強すぎる」と再度農園へ行って収穫するなど、この対決ならではの場面も見られた。
これまで同様、「最後の最後まで本当に悩みました……」という審査員おふたりによる審査の結果、準決勝に残ったのは、長瀬大樹シェフ、大原正雄シェフ、砂山利治シェフ、山下泰史シェフの4名となった。