冷凍食品としてデビューした銀座4名店の料理とは!?
松屋銀座では、銀座の4つの名店による冷凍食品が「銀ぶらグルメ」としてデビュー。2022年8月24日(水)からオンラインストアで先行発売されている。その一部をご紹介したい。
●『銀座 日東コーナー1948』(銀座1丁目)の「ロールキャベツトマトソース」(1580円)
1930年に創業し、1948年にレストランをオープンした国産食材にこだわる洋食店。当代は五代目だが、開業当時の料理長を師匠とし、レシピを引き継いでいる。看板メニューのひとつ「ロールキャベツトマトソース」は、現在の納得できる料理に行き着くまで10年ほどかかったそう。
ロールキャベツは柔らかく煮込まれつつも、キャベツのみずみずしさが際立つ。中の粗挽き肉は『銀座 吉澤』(下記参照)から仕入れており、牛8:豚2でサッパリとしたおいしさ。
トマトの酸味と濃い甘みがしっかり感じられるソースは、玉ネギ、ニンジン、セロリの香味野菜をつぶして煮込み、野菜の旨みが溶け込んでいる。素材それぞれの味が複雑に絡み合うのに、まとまりがあってバランスが素晴らしい。
解凍方法は湯煎でロールキャベツは15分、ソースと付け合せの野菜は各5分。
●『銀座 吉澤』(銀座3丁目)の「松阪牛シルクハンバーグステーキ」(1383円)
1924年に精肉店として創業。仲卸業に加えて、雌牛のみを使用するすき焼き店も営んでいる。
松阪牛の雌牛100%にこだわったハンバーグステーキは、さまざまな部位が混ざっているので、旨みがぎゅっと濃縮されている。粗めに挽かれており、ハンバーグ”ステーキ”の名の如く肉々しくふっくらジューシーで脂までも美味。
オリジナルのハンバーグソースはデミグラスソースがベースだが、ウスターソースやケチャップ、醤油が入っているので、ご飯が進む。
レンジアップでもOKだが、おすすめは15分ほど湯煎すること。
このほか、レンチン3~4分で食べられるご飯ものも販売している。まかないで食されていた、黒毛和牛の脂の旨みが堪能できる「黒毛和牛サーロインまぜ込みご飯」と、すき焼き屋さんとしての矜持が詰まった「黒毛和牛サーロインすき焼きご飯」(各1998円)の2品。こちらも要チェック。