人手不足になる原因は「労働負荷の高い環境」に約5割の回答
飲食店の人手不足は恒常的な問題という印象がありますが、今回の調査でも「人材定着の低さ」に負担を感じているという回答が全体の約6割という結果に。主な理由としては、「労働負荷が高い環境になっているから」(46.6%)と、「人によって適性がわかれる仕事だから」(41.4%)などの意見が見られました。
飲食店は仕込みやテーブルセッティング、掃除、予約管理など営業時間以外の仕事も多岐にわたるため、スタッフ不足は休憩や休みが取れないという悪循環を招きます。
加えて、調理技術やサービスの対応は個々のスキルの差が大きく分かれるため、繁忙期やピーク時の忙しさについていけずにやめてしまうこともあるようです。
人手を補うために短期的に人を雇っても経費がかさむほか、経験やスキルが足りないためサービスレベルが低下したり教育にかける負担が増したりと、問題解決の糸口にはなるものの店側にとってリスクも背負うこともあるのが現状のようです。