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福岡・長浜の人気屋台で修業、住宅街なのに行列のできる店

創業は1987年。創業者の城戸修さん(現在は引退)は福岡市中央区長浜の人気屋台「長浜一番」で修業し、毎日食べても飽きない、味噌汁のような愛されるラーメンを目指しました。「元祖 名島亭」は、福岡市の繁華街(天神)から約7kmも離れた東区名島の住宅街に本店(2022年に閉店、福岡県では現在「博多デイトス店」「Mark is 福岡ももち店」が営業中)を構えているにもかかわらず、地元のみならず県外からも多くの人が訪れる銘店です。

「元祖 名島亭」 本店の行列(現在は閉店)

2008年4月に放送されたFBS福岡放送「九州ラーメン総選挙2008」では、地元の支持を得て、見事1位に輝くなど、地元密着を信条としながらも、その実力は県内外のラーメン通をも唸らせています。

スープ釜を空にせず、継ぎ足していく「呼び戻し」

「元祖 名島亭」の命はスープ作り。試行錯誤の末にたどり着いたのが、スープ釜を空にせず、減った分のスープを継ぎ足す「呼び戻し」です。“本物”を求め、本場・久留米から鋳鉄製の羽釜「築炉釜(五右衛門釜)」を取り寄せ使用。

命のスープを生み出す「築炉釜」

火力が強く、良いスープがとれる反面、わずか10分でも目を離すと風味が失われてしまうほど取り扱いが難しいとのこと。まるで生き物のように刻一刻と状態を変えていくスープを相手に、丁寧にアクを取り、とんこつの旨みをギュッと閉じこめます。

2日以上かけ丹念に炊き上げ、豚骨の旨みをあますところなく抽出したスープは、熟成されたコクと旨みがありながら、まろやかであっさりと食べられます。

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「元祖 名島亭」のラーメン、深みのあるまろやかな味わい...
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おとなの週末Web編集部
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