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“食べる花火!?”常陸牛、アンコウ、レンコン…名物「花火弁当」14種

スターマインと並ぶ名物が「土浦花火弁当」です。2023年は飲食店6店と1団体が参加、14種類が個数限定で予約販売されます。

全国から集まる観光客に土浦の魅力をPRしようと作られた花火弁当には、地元の名産がたっぷり。常陸牛のローストビーフやアンコウ、フグ、霞ケ浦のワカサギや白魚、日本一の生産量を誇るレンコンや栗と盛りだくさん。花火を打ち上げる筒に見立てた丸い3段重に、それぞれ店ごとに趣向を凝らしており、彩り豊かな美しさは、まるで“食べる花火”のよう。観覧に華を添えます。

日本料理店「喜作」(029-831-7472)の「三段花火筒弁当」(3000円)。 フグの炊き込みご飯のほか、フグとアンコウのから揚げなど茨城の海の恵みが盛り沢山の内容だ
お弁当・ケータリングサービス「さくらガーデン」(0120-396-014)の三段花火筒弁当「常陸牛のローストと蓮根のひつまぶし」(4000円)。常陸牛のローストビーフやレンコンの天ぷらなど地元の名産がギッシリ

価格は物価高騰の影響で、例年より若干高い2000~4000円台です。

老舗料亭「霞月楼」の「具沢山釜飯」(2860円、9月23日予約開始)は、容器についているひもを引っ張ると加熱され、アツアツをいただくことができます。肌寒い時期の開催を考慮した気遣いに、身も心も温まります。

老舗料亭「霞月楼」(029-822-2516)の「発砲容器・具沢山釜飯弁当」(2860円)。容器のひもを引っ張ると全体が加熱され、ほかほかの弁当がいただける

「土浦花火弁当」は事前予約制。土浦市観光協会および各飲食店のホームページで案内しており、店舗に直接申し込みます。引き渡しは大会当日、桟敷席近くの受取所か、直接店舗にて行われます。個数限定、順次情報が更新されますので、早目に申し込まれてください。

【電話】029-824-2810(土浦市観光協会)

2022年から11月第1土曜日の開催変更に注意

土浦全国花火競技大会は、2021年まで長らく10月第1土曜日に開催されるのが通例でした。土浦市のホームページによると、秋の開催は「実りの秋を祝い、農民の勤労を慰める」との意味があるようです。

ただ、2022年からは11月第1土曜日へと、1カ月遅い開催となりましたのでご注意ください。変更理由について土浦市商工観光課の担当者は「10月開催は台風の影響を受けやすく、過去に何度か延期せざるを得ませんでした。11月は比較的、気候が安定していることから安全に花火が打ち上げられるよう11月第1土曜日へ変更となりました」と説明しています。

近隣在住の筆者も毎年のように訪れていますが、初の11月開催となった昨年は、見物人の中には、上着の上からブランケットをかぶるなど例年以上に防寒対策をしっかりしている印象を受けました。またカセットコンロを持ち込んで、鍋料理をつついて暖を取るグループや家族連れも見かけました。

土浦へは、品川駅や東京駅から特急で約1時間、JR上野東京ライン、常磐線の普通電車で約1時間半とアクセスもよく、2022年の来場者数はコロナ禍にも関わらず45万人に上りました。なお、JR東日本では大会当日、臨時の特急2本と普通の上下6本(開催延期の場合は開催日に運行)の増便を予定しています。

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桟敷席、有料イス席の申し込みは9月30日まで...
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中島幸恵
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