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沖縄産コーヒーは浅煎りor中煎りが◎その味とは!?

いよいよコーヒー豆を挽いてドリップへ。「沖縄産のコーヒーは浅煎りか中煎りがおススメです」(又吉さん)とのことで、中煎りになるよう中火にして、再び焙煎器を焦がさないよう絶えず動かすこと15分。豆がこげ茶色に変わり、コーヒーの香りが漂い始めたところで終了

コーヒーカップ1杯分に16グラムの豆を使い、ハンドミルで挽いた後、ゆっくりとドリップしていただきます。

豆を挽いたら、ゆっくりドリップ。収穫したばかりのコーヒーのフレッシュな香りが漂う

初めて自らの手で収穫した沖縄産コーヒーをドリップまで2時間半かけて辿り着いたことに感激しつつ、ひと口ずつ嗜むと、苦味も酸味も控えめなすっきりとした飲み心地。ここでしか味わえないフレッシュ感は、コーヒーが苦手な人でも飲みやすい。

収穫からドリップまで自分の手で味わう沖縄産コーヒーは、プライスレスな美味しさ。パンに塗ったジャムは、種を取り出した果実の皮で作れたもの。又吉コーヒー園では、フードロス削減にも積極的に取り組んでいる

沖縄産コーヒーの美味しさだけでなく、それを味わうまでの知られざる苦労にもふれることで、とても貴重な1杯をいただくことができました。

沖縄産コーヒーは、併設しているカフェでも1杯2000円で提供しています。はじめ値段を見た時は驚愕したものの、計り知れない工程の多くが手作業であるのを振り返ると納得です。

なぜ、コーヒー1杯2000円するのか。その理由を体験から学ぶことで、世界各国の生産者にも目を向け、誰もが豊かな生活を送ることができる社会がコーヒーの世界にも浸透して、実現の一助になりたいと願っています」又吉さんは、語気を強めます。

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希少な1杯から考える「コーヒーの2050年問題」...
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この記事のライター

中島幸恵
中島幸恵

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