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「KABEAT」は6人の人気若手料理人の料理を食べ比べできる食堂

明治時代から続く「コト始めの街」として知られる日本橋兜町は、再活性化プロジェクトを経て、現在若手クリエイターも集う街となっている。その流れを汲みながら兜町に根付き、「生産者を応援する食堂」を目指して建てられた「KABEAT(カビート)」には、6人の人気料理人が集い、フードコートのような形で食堂を展開している。

『KABEAT』

メニューは、調布のイタリアン「Don Bravo(ドンブラボー)」の平雅一さんや、清澄白河のモダン中華料理店「O2(オーツ―)」の大津光太郎さん、青山一丁目のNYスタイルレストラン「The Burn(ザ バーン)」 の米澤文雄さんなど、都内の有名店のシェフが監修を行っており、各店舗の料理が一挙に味わえる贅沢な空間となっている。

先鋭的でありながら日常的に楽しめるメニューを季節ごとに展開しているが、特におすすめは、2020年にビブグルマンも獲得したモダン中華料理店「O2」の大津シェフが提案する「春菊とゆずの焼売」(660円)だ。本店で人気を集める焼売を「KABEAT」流にアレンジしたこちらは、旬の春菊の苦み、爽やかなゆずの香りが焼売のおいしさを後押ししている。

「春菊とゆずの焼売」

南青山にある日本料理店「てのしま」のシェフであり、首相官邸の晩餐会の料理も担当する林亮平さんが監修した「ふぐの唐揚げ 塩レモン添え」(1430円)も、ぜひ一度は食べておきたい一皿。豪快な大ぶりの骨付きふぐをカラッと揚げ、広島県尾道市の「citrusfarm たてみち屋」の塩レモンでさっぱり仕上げた一皿は、思わず酒が進むこと間違いなし。

「ふぐの唐揚げ 塩レモン添え」

ドリンクはビールやワインのほか、個性的なオリジナルハイボールやオリジナルジントニックなども揃うのがうれしい。日本が誇る素晴らしい食材と、個性豊かな料理人がタッグを組んだ次世代食堂で、各店舗をはしごしながら昼飲みを楽しんでみては。

■「KABEAT」
[住所] 東京都中央区日本橋兜町7番1号 KABUTO ONE 1階
[営業時間] 月~金11時~23時、土日祝11時~19時
[電話] 050-3200-0557
[休日] 年中無休
[交通]地下鉄東西線ほか「茅場町駅」から徒歩1分

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中村友美
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