旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で最…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■お高いですね
正解:マンゴー
難易度:★★☆☆☆
高級化が止まらない!?
世界三大美果のひとつにも数えられるマンゴー。最近では、1玉1万円超といったものも珍しくはなく、高級フルーツの代表格となっています。
産地によって若干異なりますが、国産のマンゴーの旬は5月から8月頃。産地は、沖縄県がトップで、それに次ぐのが宮崎県や鹿児島県です。
近年のマンゴーブームで生産農家も増え、それにともない生産地域も拡大。なんと、北海道でもマンゴーが生産されているのです。
高額なのは国産品で、フィリピン、メキシコ、オーストラリア、タイ、台湾などからの輸入品は比較的安価で手に入ります。国によって旬の時期が異なるため、輸入品は1年を通して店頭に並んでいます。
ブランドマンゴーの筆頭といえるのが宮崎県の「太陽のタマゴ」。樹上で熟し自然に落果したものだけをネット袋でキャッチして収穫するという手のかけよう。さらに果皮の色づき具合、糖度、サイズの3つに厳しい基準が設けられていて、その基準をクリアしたもののみが太陽のタマゴを名のることができます。高額なのも納得ですね。
ほかにも、鹿児島県の「かごしまマンゴー」、北海道産の「白銀の太陽」など、マンゴーのブランド化が進んでいます。
マンゴーには500超もの品種があるといわれていますが、スーパーなどで見かけることが多いのは「アップルマンゴー」「ペリカンマンゴー」「タイマンゴー」の3種類です。
太陽のタマゴは、熟すと果皮が赤色に染まるアップルマンゴーに属します。ペリカンマンゴーやタイマンゴーは熟すと果皮が黄色に染まります。
旬のマンゴーは生のまま食べるのが一番! 食べやすい大きさにカットしたものを冷凍してシャーベット感覚でいただくのもおすすめです。
美味しいマンゴーの見分け方
果皮にキズがなくなめらかで、ふっくらしているものを。ブヨブヨしてシワの寄っているもの、黒い斑点が多いものは避けましょう。
マンゴーは収穫後もどんどん熟していきます。とくに国産マンゴーの多くは、完熟したものを出荷していることが多いため、すぐに食べ切ることをおすすめします。
輸入マンゴーの場合は、未熟なときに収穫されるため、ときおり果皮がまだ青いものなどが売られていることがあります。そのときは、常温保管して追熟しましょう。
未熟なマンゴーの果皮には白い粉(プルーム)が付いています、このブルームが落ちて表面にベタつきがあってツヤツヤになったら完熟です。
マンゴーの注目栄養素
マンゴーは、ビタミンA、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、葉酸など、美肌効果が高いといわれる栄養素の宝庫です。
また、ビタミンA、C、E、βカロテンは、強い抗酸化力をもつため、老化の原因となる活性酸素の除去にもひと役買ってくれます。
造血のビタミンと呼ばれる葉酸の含有量は果物のなかでもトップクラス。貧血気味の人にもおすすめの果物といえます。
注意したいのは糖質が多い点です。一度に食べる量は半分程度に抑える、糖質の代謝が低下する夜には食べないなど、食べる量や時間帯には注意しましょう。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。
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