全国には数多くの難読駅名が存在します。本コーナーでは、読み間違いが多い難読駅名を名前の由来だけではなく、特産品や地元グルメ情報とともにご紹介します。
読めば、うっかり読み間違えて恥ずかしい思いをするなんてこともなし! 難読駅を訪ねたくなること間違いなしです!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】 何問わかる? 過去に出題された難読漢字の読み方に挑戦!!
難易度:★★★☆☆
■難読漢字、駅名編の正解はこちら
正解:おびとけえき
帯解駅は、奈良県奈良市今市町にある、JR西日本桜井線の駅です。開設は明治31年と、古い歴史をもっています。また、桜井線は「万葉まほろば線」という愛称で呼ばれることもあります。
レトロな風情の駅舎は、2022年に近代化遺産として、国の登録有形文化財に指定されました。
駅の東へと広がる一帯は「清澄(きよすみ)の里」と呼ばれ、歴史ある寺院が点在しています。
7月に2日間にわたり行われる子安地蔵会(こやすじぞうえ)というお祭りのときには、帯解駅から、日本最古の安産・求子(子授け)祈願所といわれる帯解寺まで続く通りに夜店が出店され、多くの観光客が訪れます。
江戸時代には、帯解寺の門前で売られていた「帯解地黄煎飴」(おびとけじおうせんあめ)が復刻。帯解寺にて購入することができます。
名前の由来は諸説ありますが、平安時代に子どもを授かることができずに悩んでいた文徳天皇后がこの地にある寺で祈願をしたところ、安産で子を授かった(無事に腹帯が解けた)ということで「おびとけ」という名がつけられたとか。
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