【厳選】商業ビルの和食店《丸の内・日比谷の2軒》 ビブグルマンにも選出された名店も

開業ラッシュが続く都内の商業ビル。中には人気店や有名店などが入り話題を集めています。和食店も然り。中でもココ!という東京・丸の内エリアの名店をご紹介。買い物がてら美味をいただきましょう!

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開業ラッシュが続く都内の商業ビル。中には人気店や有名店などが入り話題を集めています。和食店も然り。中でもココ!という東京・丸の内エリアの名店をご紹介。買い物がてら美味をいただきましょう!

一躍名を馳せた“三ぶん”の魅力がさらに進化『割烹酒亭 三分亭』@東京ミッドタウン日比谷

ミシュランのビブグルマン獲得で話題をさらった『立ち飲み三ぶん』に併設。違いは、より本格的な和食とゆったり過ごせる空間づくり。テーブルの厚みのある檜の板、白い布がかけられたモダンなイスも洒落ていて、随所にこだわりを感じさせる。器はほぼ作家もので、なんと北大路魯山人作陶の酒器もあるという。

食材も然り。秋田の白神山地で収穫される天然きのこが登場するというのもすごいが、揚げ出しのダシの力強く奥深い旨みに悶絶。

季節の木の子と茄子の揚げ出し 1980円、アワビ塩辛 1430円、龍勢 純米和みの辛口 1合1390円

『割烹酒亭 三分亭』(手前)季節の木の子と茄子の揚げ出し 1980円、(奥)アワビ塩辛 1430円、(ドリンク)龍勢 純米和みの辛口 1合1390円 アワビを薄く切って塩をまぶした塩辛は人気により定番化。日本酒は純米酒が中心で1合のほか100mlのそば猪口で提供

「ダシのベースにマグロ節を使っているのですが、やっぱり旨みの迫力が違いますよね」と、店主の疋田さんが教えてくれた。

刺身を味わう煎り酒にもダシが使われていて、思わず飲み干したくなるおいしさ。立ち飲みの流れを受け継いだ粋な珍味をつまみつつ、この店の真髄とも言える料理も堪能できるのは実に贅沢だ。

『割烹酒亭 三分亭』

[住所]東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷3階
[電話]03-6811-2381
[営業時間]11時~15時(14時LO)、17時~23時(22時LO)
[休日]無休(施設に準ずる)
[交通]地下鉄日比谷線ほか日比谷駅A11番出口直結

受け継がれてきた老舗の妙技を気軽に楽しむ『酒亭 神田新八』@新丸ビル

昭和56(1981)年創業の酒場『神田新八』が本店。旬の素材を生かした生粋の和食で知られるが、ここ新丸ビルの店舗は女性客も多く訪れるため遊び心をプラスした洋風の料理もメニューに並ぶ。

そのひとつが「煮穴子生春巻」。ポテトサラダとクリームチーズで全体をまろやかにまとめつつ、バルサミコやトマトドレッシングを合わせた甘酸っぱいソースでグッと締めるメリハリが心憎い。

トマトの和牛射込み 1080円、煮穴子生春巻 1380円、のどぐろ塩焼き 時価、神亀 1合1150円〜

『酒亭 神田新八』(左手前)トマトの和牛射込み 1080円、(右手前)煮穴子生春巻 1380円、(奥)のどぐろ塩焼き 時価、(ドリンク)神亀 1合1150円〜 和牛のトマトすき焼きをイメージした煮込みはコクのあるダシにトマトの酸味がマッチ。ノドグロは煮物にもできる

そして、本店と同様に外せないのがノドグロの塩焼きだ。長崎の底引きをはじめ、脂のりや身の厚みといった目利きはさすがのひと言。身はふっくらとして、芳醇な旨みがこれでもかというくらい際立つ塩加減が絶妙。

やや値は張るが、この瞬間を体感すれば後悔はしないはず。共に楽しむお酒はすべて純米酒。長い付き合いの神亀酒造が約10種揃うほか、お燗向きの品揃えも圧巻!

『酒亭 神田新八』

[住所]東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディンング5階
[電話]03-3287-3688
[営業時間]11時~14時半(14時LO)、17時~22時半(22時LO)※土・日・祝は~22時(21時LO)
[休日]無休(施設に準ずる)
[交通]JR山手線ほか東京駅丸の内口直結

撮影/小島昇、取材/井島加恵

2024年10月号

※2024年10月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「“最強の朝食”で1日を過ごそう!ホテルの「モーニングビュッフェ」5選 いくら醤油漬けかけ放題、極上卵のオムレツ…午前休で平日限定を狙え!」では、覆面調査隊がラグジュアリー系から和食メインのものまで、満足度の高いホテルビュッフェの朝食を実食レポートしています。

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