光に包まれ、昼と夜で表情を変える宮島
「この島には、宮島旅館組合というものがあるのですが、これからも他の宿と切磋琢磨しながら宮島ならではの食ともてなしで、島を盛り上げていけたらと思っています。宿を拠点に島を巡っていただき、これまで築きあげてきたこの島の歴史と文化を100年、200年先まで繋いでいけたら」と、『錦水館』総支配人の志熊聡さんはこうアピールする。
嚴島神社や大鳥居を中心にライトアップが行われる宮島の夜は、驚くほど幻想的だ。ここでしか出合えない唯一無二の景色と、瀬戸内海が誇る山海の幸を満喫する、贅沢な休日を過ごしてみては。
文・写真/中村友美
フード&トラベルライター。東京都生まれ。美術大学を卒業後、出版社で編集者・ディレクターを経験し、現在に至る。15歳からカフェ・喫茶店巡りを始め、食の魅力に取り憑かれて以来、飲食にまつわる人々のストーリーに関心あり。古きよき喫茶店や居酒屋からミシュラン星付きレストランまで幅広く足を運ぶ。休日は毎週末サウナと温泉で1週間の疲れを癒している。