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東京でピザ職人として修業後、大阪に帰郷。 「鶴橋にはピザが食べられるお店が少ないので、太く長くやれるお店をやれば勝機はあると感じています」 こう言うのは『鶴橋 粉KONA』の谷口康裕さん。 メニューを見渡すと、実に低価格の料理ばかりでビックリやで。 しかも、手作りにこだわり、ピザとうどん、両方とも自家製だ……。

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ピザの生地とうどんの麺、両方ともに自家製! 鶴橋にオープンした『粉KONA』は、ピザ屋とうどん屋が夢コラボ!

東京でピザ職人として修業後、大阪に帰郷。
鶴橋の商店街は昔、夜になると閑散としていた。
「7、8年前までこのあたりに飲食店がなかったんです。
それが本国の韓国人の方々がコリアン料理がやり始めて一気にお店が増えた。
この店はもともと両親が秤屋をしていたんですが、その店舗を利用してピザ屋で勝負しようと構想を練っていた。
鶴橋にはピザが食べられるお店が少ないので、太く長くやれるお店をやれば勝機はあると感じています」
こう言うのは『鶴橋 粉KONA』の、谷口康裕さん。

オープンして約3ヵ月。
メニューを見渡すと、実に低価格の料理ばかりでビックリやで。
しかも、手作りにこだわり、ピザとうどん、両方とも自家製だ。

「ピクルス」はなんと100円!
オリーブも100円。
生ハムサラダは300円という安さ。

メインのピザも激安。
いちばん安いピザは390円!
「秘密を明かすと、手作りだからこそ、値段も下げられたんです。
生地を買うよりも安く作れるんです」

注文後にピザの調理を開始。
ピザ回しから具材を置いて、焼くまでが実に早い。
しかも、この電気式のピザ窯は関西でもほとんど見かけない代物。
100万円近くするそうで、わずか1分30秒ほどで焼けるのだ。

定番の「マルゲリータ」(550円)は、オーダーから10分も経たずにテーブルへと運ばれてきた。
生地はもっちり系で、ひと口食べただけで手作りだとすぐにわかる。
大きさも某ピザチェーンのMサイズぐらいか。

追加で「パスタ風うどん」(600円)にも挑戦。
ピザの後にうどんを食すのも初めてだ(笑)。
「昼間は手打ちの讃岐うどんで、夜はそれをいったん茹でて大阪風のうどんにアレンジしてから調理しています」

言うならば、汁ありのカルボナーラ風のおうどん。
麺は確かに讃岐のコシが抜けて、大阪風のツルツル麺に仕上がっている。
そして汁がまた旨い!
ちなみにピザはテイクアウトも可能。
大阪の粉モン文化に、新星が登場したようだ。

鶴橋 粉KONA
[住所]大阪市生野区鶴橋2-6-21
[TEL]06-6718-4385
[営業時間]11:30~14:30
      17:00~22:00
[定休日]不定休

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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