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乗車チケットの購入方法

レストラン列車「Les Saveurs志摩〔レ・サヴール・しま〕」に乗車して料理をいただくためには、乗車する3か月前(10月1日に1月分の予約が解禁となる)から11日前までの間に、専用の予約サイトから申し込む必要がある。このチケットは、料理と列車がセットになった「旅行商品」として販売されており、当然ながら”列車に乗るだけ”を目的とした座席のみの利用はできない。全席指定、禁煙。

乗車券の購入は、近鉄(近畿日本鉄道)の専用予約サイトのほか、全国の主な旅行会社でも取り扱っている。なお、近鉄が開設している専用予約サイトは、近鉄が販売する旅行商品分だけを取り扱っているものなので、他の旅行会社の販売分は反映されない。

そして、レストラン列車は毎日走っているわけではなく、運行日は2026(令和8)年11月1日以降の「指定日運転」となっているため、 専用の予約サイト 内にある「運行カレンダー」から運転日を確認する必要がある。また、乗車できる区間が、フレンチコースとフレンチ膳では異なっている点にも注意が必要だ。

例えばフレンチコースで伊勢志摩方面へ向かう場合、近鉄名古屋駅〔11時5分発〕から乗車し、鵜方駅〔13時29分着〕または終点の賢島〔13時35分着〕で下車できる。その逆の近鉄名古屋駅へ向かう場合は、始発駅の賢島駅〔16時35分発〕または鵜方駅〔16時41分発〕から乗車すると、終点の近鉄名古屋駅〔19時12分着、ただし土休日は19時8分着〕まで、下車することができない。

これに対して、もうひとつのフレンチ膳の場合は、上記の駅(フレンチコースに記載した駅)のほか伊勢市駅、宇治山田駅、五十鈴川駅、鳥羽駅の各駅でも、(名古屋駅から乗った場合に)下車することや、(乗車する場合は)名古屋駅へ向かうことができる。詳しい各駅の時刻などは、専用の予約サイトから確認してほしい。

すでに、専用の予約サイト等での発売は始まっており、一部の列車では満席になるなど、出だしは好調のようだ。運行時間帯の関係もあるのだろうか、比較的、伊勢志摩方面から近鉄名古屋駅へ向かう列車には空きが見られる。これからの季節、伊勢志摩へ旅行する際には、ぜひとも乗車してみてはいかがだろうか。

近鉄レストラン列車「Les Saveurs志摩〔ㇾ・サヴール・しま〕」。前面に輝くエンブレムは、浮かぶ上がるような光の演出が行われている=2026年9月18日、近鉄名古屋駅で
近鉄レストラン列車「Les Saveurs志摩〔ㇾ・サヴール・しま〕」の車体前面に輝くエンブレム。英虞湾(リアス式海岸)の風景を料理のお皿のイメージに重ね、象徴的に表現している=2026年9月18日、近鉄名古屋駅で
3号車は、食事の準備を担うキッチンを備えたバックヤード車両で、料理の最終仕上げを行うスペースだ=2026年9月18日、近鉄名古屋線で
フレンチコースは4号車でしか味わうことができない。写真には6種類の料理が並ぶ=2026年9月18日、近鉄名古屋線で
2号車に4卓だけ備わる1人席。座席の向きは自由に動かすことができる(固定式ではない)=2026年9月18日、近鉄名古屋線で
3号車のキッチンカーは、厨房に面した車体側面には窓がない。そこには光の当たり方で色調が変化するメタリック塗装にデザインされた志摩の文字が映える=2026年9月18日、愛知県蟹江町
近鉄レストラン列車「Les Saveurs志摩〔ㇾ・サヴール・しま〕」の編成写真。車体の外装は、志摩の「海・白砂・太陽」をイメージしたブルーメタリックを基調に、ゴールドの帯を身にまとったデザインだ=2026年9月18日、愛知県蟹江町で

※この記事にある運転日や運転時刻、運賃・料金、価格等は、掲載時点のものです。情報内容については、ご利用になる前に鉄道事業者のホームページ等でご確認ください。

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文・写真/工藤直通

くどう・なおみち。日本地方新聞協会特派写真記者。1970年、東京都生まれ。高校在学中から出版業に携わり、以降、乗り物に関連した取材を重ねる。交通史、鉄道技術、歴史的建造物に造詣が深い。元・日本鉄道電気技術協会技術主幹、芝浦工業大学公開講座外部講師、日本写真家協会正会員、NPS会員、鉄道友の会会員。

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