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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■茹でると……

正解: 金糸瓜

難易度:★★★★★

不思議な野菜です

金糸瓜(きんしうり)は、植物学的にはウリ科カボチャ属のペポ種に分類されます。

見た目は瓜に近い楕円形で、表皮は淡い黄色から濃い黄金色まで変化がありますが、分類上はかぼちゃの仲間です。

加熱すると果肉が繊維状にほぐれるという特異な特徴から、金糸瓜と名づけられました。ただし、「そうめんかぼちゃ」「糸瓜(いとうり)」「そうめんうり」「スパゲッティスカッシュ」など、地域や用途によって呼び名が異なります。

一般的には、7月から8月かけて出荷のピークを迎えます。ただし、収穫直後よりも少し寝かせたほうが繊維がほぐれやすくなるため、食べ頃は8月下旬から9月にかけてとなります。

果肉の繊維が縦方向に規則的に並んでいて、果肉が細い糸状にほぐれる理由は、加熱によってその繊維を結びつけているペクチン質がゆるむためです。

食感はシャキシャキとしており、味にクセがないため、和え物やサラダ、酢の物、パスタ風のアレンジなど、多彩な料理に使うことができます。

日本では三杯酢やポン酢でさっぱりといただくのが一般的ですが、欧米では主菜のつけ合わせにされることもあります。

調理方法ですが、輪切りにして種とワタを除去して10~15分ほど、竹串がスッと通るくらいまで茹でます。加熱しすぎると繊維が壊れて食感が損なわれるので、茹ですぎには注意です。茹であがった後は冷水で粗熱を取り、手でほぐします。

電子レンジでも調理可能で、半分にカットしてラップに包み、600Wで5~7分加熱すると同様にほぐすことができます。

ほぐした後はキッチンペーパーなどで水分を拭き取るか、軽く絞ることで味が引き締まり、食感もよくなります。

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美味しい金糸瓜の見分け方
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この記事のライター

おとなの週末Web編集部
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