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グルメライターが食べ歩いて見つけた、東京駅周辺の日本橋エリアおすすめ店。日本橋の素顔を晒すグルメ雑誌の覆面トーク。老舗も新店も混在する日本橋は歩くほどに楽しい発見が!旨い店を探しながら感じたこの街の魅力と、覆面のナイショ話を語り尽くします! 

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歩いて食べての1ヶ月!日本橋の素顔を晒すグルメ雑誌の覆面トーク
撮影/大西尚明、西㟢進也(小野屋、高直)、小澤晶子(ふた麦) 取材/肥田木奈々

熱中症寸前でウロウロ 歩いた末に見つけた店は
編集武内(以下武)「今回の調査はホント暑かったですね」
肥田木(以下肥)「連日這うように歩き回って、店で冷えたビールを飲んだ時の爽快感っていったらなかったな。そういえば武内さん、ギブアップして帰った日もあったよね。『暑くてもうダメですぅ~』って熱中症気味になっちゃって。あの夜、私は3軒も調査したんだからねっ」
「ス、スンマセン。真っ昼間から店探しで炎天下をウロウロしてたらグッタリしちゃって。皆さんも気を付けてください。だけどそんな努力の末に今回もいい店見つけましたよね!」
「うんっ、まずは『うしやま』。全9品の懐石料理が5400円とは驚いちゃった。撮影の時、大将に仕込みの話を聞いたけど、もう想像を超える仕事の多さ。ひと皿の料理を完成させるためには、客からは見えない多くの積み重ねがあるんだなあって改めて感心した」

まずは、「うしやま」、全9品の懐石料理のコスパに驚き!

日本橋 うしやま(日本橋駅B0出口から徒歩2分)

コース(9品) (内容は月替わり/写真は7月のおしながきより) 5400円
写真:日本橋 うしやまの店内

[住所]東京都中央区日本橋2-2-20 日本橋仲通りビル地下1階 [TEL]03-3275-9475 [営業時間]11時半~14時(13時半LO)、17時半~22時半(21時LO)[休日]日・祝[交通アクセス]地下鉄銀座線ほか日本橋駅B0出口から徒歩2分

「僕は日本橋って地価が高そうなので大手経営も多いと思ってましたけど、『うしやま』をはじめ頑張ってる個人店がたくさんあったのが印象的でした」
「確かに。中でもじわじわハマったのは『ひよく亭』『高直』だよね~」

じわじわハマったのは『ひよく亭』と『高直』だよね~

ひよく亭(日本橋駅B0出口から徒歩1分)

盛込さしみ 2300円
写真:ひよく亭の店内

[住所]東京都中央区日本橋2-2-15 森井ビル1・2階 [TEL]03-3273-0720 [営業時間]11時~13時半、17時~21時半LO [休日]土・日・祝(土は応相談)[交通アクセス]地下鉄銀座線ほか日本橋駅B0出口から徒歩1分

「2軒とも路地にあって一見はちょっと入りにくいけど、店内はアットホームな感じで」
「そうそ、まったりした雰囲気に癒された。『高直』のご主人は築地の仲卸で40年も働いた人だから目利きは確か。日本橋に魚河岸があった時代にはおじいさまが仲卸をやっていて、屋号が『高直』だったから自分の店もその名にしたんだって。日本橋で受け継がれる家族の絆って感じで、何かいいよねえ」

『高直』のご主人は築地の仲卸で40年も働いた人

まぐろ 高直(日本橋駅D3出口から徒歩1分)

煮魚 金目鯛 1836円
写真:まぐろ 高直の店内

[住所]東京都中央区日本橋2-9-7 [TEL]03-3281-5826 [営業時間]17時~22時半(22時LO) [休日]土・日・祝

「平日なのに満席で賑わっていた『きよ川』も豊富なつまみと旨さに人気も納得でした。で、新店はどうでした?」

『きよ川』も豊富なつまみと旨さに人気も納得

きよ川(日本橋駅 徒歩2分)

江戸前穴子の白焼 950円
写真:きよ川の店内

[住所]東京都中央区日本橋1-21-4 [TEL]03-3271-8435 [営業時間]11時~14時10分、17時~23時(22時半LO) [休日]土・日・祝(予約は応相談)

「私は『玉結び(現在閉店)』が気に入った。立ち食いで大したことないかと思ってたけど、NO!煮穴子なんてふっくらで、つまみで頼んだら酒が進んだわー。前面に出してないけど、日本橋の穴子の名店『玉ゐ』の系列だから味はお墨付き。おかげで見知らぬブラジル人観光客のオジサマと意気投合して、日本酒で何回も乾杯してたら泥酔させちゃった(ゴメンナサイ)」
「その人、日本女性は皆底なし呑んべえと信じ込んで母国で言いふらしませんように(笑)。それはさておき、『玉結び』とはまた違った大人の雰囲気で和食コースが味わえる『ふた麦』も良かったです。上の階に系列店の『麦酒庵』があるから使い分けできるし」

大人の雰囲気で和食コースが味わえる『ふた麦』も良かった

割烹 ふた麦 麦酒庵分店(三越前駅A4出口から徒歩3分)

季節の炊き込みご飯(写真は鮎の炊き込みご飯) 2000円~
写真:割烹 ふた麦 麦酒庵分店の店内

[住所]東京都中央区日本橋本町1-4-3 ムロホンビル1・1階 [TEL]03-6262-7997 [営業時間]17時~23時(22時LO) [休日]日(日が祝の場合は営業、翌月休)

「取材拒否店では『L』がショーゲキじゃなかった?」
「あ、カレー屋なのに夜は釣魚の刺身とか出す店ですね」
「客がワシワシとカレーを食べてる横で私たちはシブく刺身で一献ってギャップが面白い。老舗や新店や行列店の中にちと不思議な昔ながらの店が存在するのもこの街の魅力だわ~」
「じゃ、ダメだった店は?」
「最悪の店はなかったけど、高級そうな日本料理『Y』は調査前に却下。店を覗いて『ショップカードありますか』って尋ねたら、着物の女性が品定めするかのように上から下まで見て『はあ~?(注・眉間にシワ!)』だって。確かにジーンズのスカート姿だったけどさあ」
「まあまあ。ほら、ショップカード=飲食店名刺って分からなかったんですよ、きっと」
「客商売なんだからそんぐらい知っとけ(笑)。逆にその翌日に行った『小野屋』は明るい佳子さんの接客と料理がサイコーだった。素敵な常連さんも多くて、客仲間でゴルフコンペを開催するほど。しかも景品はこの店専用の金券で、紙幣を模して佳子さんの写真入りの手作り!ナイスでしょ」

『小野屋』の接客と料理がサイコーだった。

小野屋(日本橋駅D2出口から徒歩1分)

さんまの丸干し焼き(2匹) 450円
写真:小野屋の店内

[住所]東京都中央区日本橋1-14-6地下1階 [TEL]03-3271-3310 [営業時間]17時半~21時半(21時LO) [休日]土・日・祝・水(祝のある週は水営業) [席]カウンター9席、テーブル(立ち飲み)9席、計18席/全席喫煙可/5名前後は予約可/カード不可/サなし

「僕も『小野屋』のようなコの字酒場がビル地下にあるのを見つけた時は驚きました。今回は汗で服がびしょびしょになるほど歩いたけど、まだまだ何か発見できそうで、通うたびに面白さに出合える街だったな。あ、そういえば和に絞って調査してたハズなのに、こっそりコッペパン買い込んで食べてたでしょ」
「ありゃバレた?ちょうど洋食やパンが恋しくなってきたころにオープンしたばかりの専門店見つけちゃって。最近コッペパン専門店が増えてるからさ。仕事熱心って言ってよね!」

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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