【その他のお店編】
ありそうでなかった蕎麦前が楽しめる駅ナカの蕎麦店 『江戸切り 助六そば ぬる燗佐藤』
駅ナカの蕎麦屋の味は二の次なんて思っていたけど、こちらの「枡そば」の麺は細めでコシがあり、のど越しが爽快。天ぷらはサクサクで、香ばしいゴマ油の香りもふわっ。そして〆に蕎麦湯!これがあるとないとでは、満足感が大違い。ただし、注文を受けてから調理するため、立ち食い蕎麦のように提供が超特急というわけにはいかない。逆に、ここではゆっくりと。
日本酒にこだわった「ぬる燗佐藤」の系列店で、日本酒は20種類以上揃い、飲み比べも可能。旬の料理や天ぷらをつまみに、駅構内で蕎麦前が楽しめるなんて、なんていい時代になったもんだ!
TEL:03-6206-3248
営業時間:10時~22時(21時半LO)、土8時〜22時(21時半LO)、日・連休最終日の祝日8時~21時半(21時LO)
定休日:施設に準ずる
交通:丸の内中央口から徒歩1分
皮からあふれる肉汁をクラフトビールで流し込む 悶絶するほど名コンビ 『東京ギョーザスタンド ウーロン』
熱々をパクッとすれば、まるで小籠包のごとく流れ出す大量の肉汁。そこへすかさずビールをプハーッ!旨いを通り越してもはや快感だ。イベリコ豚のバラと国産の肩ロースを合わせた餡は、ジューシーかつ旨み濃厚。それを受け止める皮はちょっと厚めでモチモチだ。ガラス張りになった作業場では、せっせと皮を伸ばし、餡を包んでと、いつでも作りたてを用意してくれる。
壁に並んだ5つのビールタップは全てクラフトで、一押しがオリジナルの「ウーロンエール」。ホップの香りと烏龍茶の香ばしさで後味すっきり。さあ、もうひと皿いっちゃおう!
TEL:03-6259-1991
営業時間:10時~22時(21時半LO)、日・連休最終日の祝日10時~21時半(21時LO)
定休日:施設の休館日に準ずる
交通:グランスタ地下北口から徒歩1分
※現金不可(カード、電子決済のみ)
多彩に使えて贅沢な気分も味わえる新感覚パニーノバー 『東京パニーノ アロマフレスカ』
イタリアンの名店「アロマフレスカ」が、東京駅にふさわしいバルとして、パニーノとワインという今までにない組み合わせを考案。まずは、一番食べ応えがありそうな「ビステッカ」をほおばると、歯ですっと切れるやわらかな肉の旨みと塩味が、ディルやルッコラの香るソースとマッチして、ワインが進む!コンベクションオーブンの予熱で仕上げたという上州牛ロースのレア感も堪らない。ほかのパニーノも、前菜やパスタをイメージした具が揃っていて、どれも完成度が高い。
新幹線の改札が目の前だから、発車3分前まで余裕で飲んでいられるという立地も最高。330円の小皿もあれば、レストラン級の料理も揃っていて、軽く一杯はもちろん、ディナーにも使える。こりゃ、来訪必至だな。
TEL:03-5218-8212
営業時間:8時~22時(21時半LO)、日・連休最終日の祝日8時~21時半(21時LO)
定休日:施設に準ずる
交通:八重洲北口から徒歩1分
メキシコ人も驚いた自家製トルティーヤの焼きたては感動モノ『北出TACOS』
日本橋にある『北出食堂』で人気のタコスに特化。小麦粉の自家製トルティーヤは見たことがあるけど、ここはなんと北海道産トウモロコシを使用。食べればもちっとやわらかくて、今までのトルティーヤとは別物だ。そして、中の具もひと味違う。例えば、東京スペシャルタコスのビーフステーキは、塩コショウだけなのに、肉の旨みが濃い。ホルモン剤不使用のグラスフェッドビーフ(牧草牛)のハラミ肉で、味だけでなく安心で栄養価も高いという。
肉は遺伝子組み換え食品や化学調味料不使用の“NoMSG,NoGMO”が素材選びのルールだ。トルティーヤが自家製なのもそのため。となれば、テキーラをぐびっとやりながら、思う存分食べても問題なし!
TEL:03-6259-1699
営業時間:10時~22時(21時半LO)、日・連休最終日の祝日10時~21時半(21時LO)
定休日:休施設に準ずる
交通:グランスタ地下北口から徒歩1分
※現金不可(キャッシュレス決済のみ)
グランスタ東京『おとなの週末』編集部員はこう楽しみます(1) 目移り必死!駅ナカ飯の王様グランスタ東京で「麺」めぐり
駅での乗り換え時の食事といえば、やっぱり蕎麦。ここ、グランスタ東京の蕎麦は上記の『助六そば』をはじめ、こだわりの味揃い。1階吹き抜けエリアにある『そは二○(ソバニワ)』は、ダシにこだわると謳うだけあってツユが旨い。カツオの風味がふんわり漂い、蕎麦を啜れば、やわらかなかえしの味わいと共に、口の中にググっと広がる。名物の天かすとカツオ節、さらに肉厚の揚げが入る「むじなそば」(750円)はワンランク上の駅蕎麦で満足度高し。
グランスタ東京近くの改札内に新設された『蕎麦29東京(ソバニクトウキョウ)』(1階)はツユ、蕎麦だけでなく、29=肉の通りたっぷりのった豚肉がウリ。肉の旨みが蕎麦&ツユをコク深くし、腹ごしらえにぴったりの食べ応えとなっている。
ところで、グランスタ東京(改札内)で啜れる麺は蕎麦だけではない。ラーメンもまた充実している。『南国酒家47china』(地下1階)ではグランスタ東京店限定で日本各地の食材を使った料理と、同店限定の麺を使ったラーメンが楽しめる。スープと絡まった麺を啜った時の口の中の幸福感ときたら……千円を超える値段も納得なのだ。
そして『雷 東京本丸店』(1階)だ。松戸の人気店「とみ田」が手がけるガッツリ系のラーメンは濃厚なスープと極太ちぢれ麺、そしてドデカいチャーシューとボリューム満点だ。と、蕎麦もラーメンも個性派の美味満載。これだけ揃っているだけに、迷って、電車に乗り遅れないように要注意です。
グランスタ東京『おとなの週末』編集部員はこう楽しみます(2) 美味しいビール揃ってます!グランスタ東京のほぼ全泡制覇
東京駅はビアスポット激戦地。グランスタ東京にある最新店を、年間約300杯は呑むビール好きな『おとなの週末』編集・戎が巡りました。
まずは、丸の内と八重洲を結ぶ北地下自由通路沿いにある『DEPOT』。昔ながらのスイング式で注ぎ口が蛇口という”スイングカラン”で黒ラベルを飲ませてくれる。薄張りグラスでお出まし。きめ細かい泡の後から麦汁がクーッと喉を伝い、麦芽の香りが鼻を抜ける。プハァ、これぞニッポンのビール。 旨い!ここで飲みたかったビールがもう一杯。ミルコだ。グラスの9割が泡という代物。飲むと淡雪のごとく、クリーミーな泡が飛び込む。かすかに残る麦の香りがいい。ついにミルコまで飲めるようになるとは、東京駅はつくづくビールタウンだと思う。
このミルコ、改札内の『Tokyo Station BeerStand』でも飲める。スーパードライで作るそれは、あのキレを泡が包み込む。飲み口が軽くなり、スッと胃袋に収まった。
そのまま改札内を闊歩し、先ほど紹介した『北出TACOS』へ。メキシコビールがあると聞いていながら、つい本日のクラフトビールを呑んでしまう。
そして1階へ上がって、『東京パニーノ アロマフレスカ』でイタリアビールの生をいただく。これがキレがあって爽快感抜群。口当たりがよくグビッとイケた。
最後は、大好きなクラフトビールを。丸の内1階北改札を出て左手にある『常陸野ブルーイング 丸の内』だ。ネストビールを全10種類取り揃える。イートインで飲むのもよかったが、テイクアウトできるのもいい。東京駅丸の内駅舎を見ながら、新幹線のお供にと想像が膨らむ。楽しい!
※店のデータは、2021年1月号発売時点の情報です。
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