ルーツのお菓子「動物四十七士」にはコアラがいた
ちなみにたべっ子どうぶつが誕生する以前より「動物四十七士」というたべっ子どうぶつのルーツとなるお菓子があります。どうぶつのラインアップはたべっ子どうぶつとほぼ変わらないのですが、四十七士ということでどうぶつは47種類。たべっ子どうぶつより1種類多いラインアップにはコアラが入っていました。
「動物四十七士はたべっ子どうぶつに比べ形状が厚いのですが、(薄焼きのたべっ子どうぶつでは)耳が欠けてしまうため製造が見送られてしまいました」(吉村さん)
かつてパッケージには「正体不明のどうぶつ」がいた
たべっ子どうぶつのパッケージには何のどうぶつか分からないキャラクターが描かれていたこともありました(1993年まで)。一見、犬のようなキャラクターにも見えますが、耳の部分は青い毛、尻尾は緑となっています。
このキャラクターは「正体不明などうぶつ」として人気を博し、大手雑貨店の「ヴィレッジヴァンガード」とのコラボレーションでもグッズ化されています。
最近ではブランド強化の施策として、グッズ化にも力を入れるギンビスですが、6月にはバンダイスピリッツが運営するキャラクターくじ「一番くじ」や「とるパカ!」などでもぬいぐるみや雑貨を展開予定です。
グッズ展開について吉村さんは「2019年に販売したカプセルトイから火が付き、その後現在にいたるまでお菓子の売り上げも伸長しております。ここ5年で目覚ましい伸びを感じております」と、お菓子事業とともに重要な事業と位置づけています。
また、たべっ子どうぶつは日本のみならず、アメリカ、中国、韓国、タイなど約20か国でも販売中です。「やさい味」「のり味」「バナナ味」など日本にはない限定フレーバーが気になるところです。
たべっ子どうぶつのパッケージ裏面にも、どうぶつたちの英単語の一覧があります。「SQUIRREL(りす)」「PORCUPINE(やまあらし)」などなど、普段聞きなれない動物たちの単語を知ることができます。みなさんも「たべっ子どうぶつの日」にあわせて、ビスケットを食べながら美味しく学んでみてはいかがでしょうか?
また、ギンビスでは「たべっ子どうぶつの日」にちなみ、特製グッズが当たるキャンペーンを展開しているので、気になる方はギンビスの公式HPをチェックしてみてください。
文・写真/山本孟毅、提供写真/ギンビス