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子どもの負担が軽くなる言い方を心がける

1日の1%は、14.4分です。ほぼ15分となります。ですから15分を、「1日の1%」という呼び方で定着させてはいかがでしょうか。勉強するときに、「15分だけ頑張ってみて」と言われるよりも、「1%でいいから頑張ってみて」と言われたほうが、負担が軽くなります。

子どもが何かにチャレンジしているときも同じで、たとえば、3日間やったけれどあきらめてしまいそうになったとき、周りにいる者としてはどう接するのがよいのでしょうか。

そんなとき、「三日坊主で終わってしまいそう」といった、否定的な言葉を使うと、今後のやる気を失ってしまいます。そこを、「もう72時間も続いている」と言い方を変えることで、大きく前進したような気になるものです。

子どもにすれば、そんなに続けたのなら、もう少し頑張ってみようという意欲がわいてきます。数字を大きくしてみたり、小さくしてみたり、工夫することでやる気によい影響を与えることができるのです。

マンガと文/杉山奈津子(すぎやまなつこ)

杉山塾代表。1982年、静岡県静岡市に生まれる。静岡雙葉高校3年時の実力模試は「偏差値29」だったが、独学勉強法で1浪後、東京大学理科二類に合格。2006年、東京大学薬学部を卒業後は、作家、イラストレーター、心理カウンセラーとして活動。2020年、静岡市内に「杉山塾」を開き、小学生~高校生の学習塾代表として活動中。近著に『東大ママの「子どもを伸ばす言葉」事典』(講談社ビーシー/講談社)がある。

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おとなの週末Web編集部
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