「おとなの週末Web」では、食に関するさまざまな話題をお届けしています。「『食』の三択コラム」では、食に関する様々な疑問に視線を向け、読者の知的好奇心に応えます。今回のテーマは「物忘れがひどくなる?という俗説のある薬味」です。
文:三井能力開発研究所・圓岡太治
大葉、山椒、茗荷ののうちどれが?
薬味とは料理に添えられる香味野菜や香辛料のことで、読んで字のごとく「薬効」と「風味」を加えてくれます。多くは漢方で生薬として用いられるもので、抗菌作用や抗酸化作用、整腸作用、食欲増進作用、生ものの臭みを消す働きなど、さまざまな効能があります。このように、多くが良い作用を及ぼす薬味の中にあって、「食べると物忘れがひどくなる」という、あまり有難くない俗説のあるものがあります。それは次のうちどれでしょうか。
(1)大葉(おおば)
(2)山椒(さんしょう)
(3)茗荷(みょうが)