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1985年10月に福岡・大名で創業

一風堂の創業は1985年10月16日。福岡市中央区大名1-13-5に誕生しました。

創業者の河原成美(かわはらしげみ)さんは、1952年12月18日、福岡県三潴郡城島町(現久留米市)生まれ。

「一風堂」創業者の河原成美さん

大学卒業後、役者を目指していた河原さんは、お兄さんから「友達の店が閉店するので、バーをやってみないか」と勧められ、1979年11月16日、博多駅近くのわずか5坪ほどの場所に「AFTER THE RAIN」(アフター・ザ・レイン)を開業します。河原さんが26歳の時でした。店は繁盛し、3年後には念願だった九州最大の繁華街・天神(てんじん)の20坪の場所に移転して、月商500万~600万の店へと進化を遂げました。

「AFTER THE RAIN」時代の河原さん

河原さんは「33歳までにもう1店出店し、35歳までに天職を見つける」という目標を定めていました。

友人やお客さんからは「繁盛しているから2号店を出せばいいじゃないか」という意見が大半でしたが、河原さんは「それではつまらない。もっとみんなが驚くようなことをしたい」と考えていた中、普段からラーメンを食べ歩いていた河原さんの脳裏に「ラーメン店」という構想が巡りました。

「AFTER THE RAIN」にくるお客さんに「ラーメンは好きか?」と聞くと、誰もが「好き」と答えるのですが、特に女性は「好きだけどあまり行かない」という回答がほとんどでした。博多に限らず、当時のラーメン店は「汚い・臭い・怖い」というイメージが強く特に女性客が気軽に入れるお店がほとんどありませんでした。

そこにヒントを得た河原さんは「だったら女性が1人でも気軽に入れるかっこう良いラーメン店を作り、福岡中の女性が集まるようなお店にしよう!」と、目標に定めたもう1店のお店をラーメン店にすることを決心しました。

「AFTER THE RAIN」時代の河原さん
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おとなの週末Web編集部
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