ハイレベルなフランス料理、ランチで手軽に楽しめるのがうれしい
もうひとつ、これまで前橋になかった本格的なファインダイニング(高級レストラン)として注目を浴びているのが、2023年6月にオープンした、フレンチレストラン「cepages(セパージュ)」だ。
シェフとソムリエは、共に東京・西麻布の三つ星レストラン「レフェルヴェソンス」での経験を持つ30代。噂を聞きつけ、すぐに足を運びたいと思ったが、おまかせコース、ワインペアリング、共に3万3000円(税込・サービス料別)という価格設定に庶民の筆者は二の足を踏んでいた。が、不定期で開催しているランチ営業(筆者が行った時は、税・サービス料込で1万6500円)に出かけてみたところ、料理・サービスとも東京のファインダイニング(高級レストラン)とまったく遜色はなかった。東京に行かずともハイレベルのフランス料理が楽しめるのは、地元の美食家にとってはうれしいと思う。
ちなみに、筆者がランチに伺った日は、当然ながらカウンターにはフーディー(美食家)たちが勢揃い。多くはひとり客で、グルメ情報交換がまた楽しかった。
ディナー営業に行ったことのない筆者が偉そうなことも言えないが、シェフ、ソムリエともに勢いがあり、ひとつひとつの料理が生き生きとしている。もちろんペアリングもしかり。21時以降はバー営業も行っている。ワインの品ぞろえも目をみはるものがある。
開店前から行列!アメリカから日本初上陸のパスタ屋
ここ最近の前橋のフードシーンを語る上で、無視できないのが、手打ちパスタの「GRASSA(グラッサ)」だ。「美味しいパスタ屋ができた」と聞き、出かけてみたのだが、週末は開店の2、30分ほど前から入店待ちの列ができている。年々シャッター通り商店街化しているアーケード街「前橋中央通りアーケード商店街」(以下、「中央通り」)が再び華やぎを見せていることに、前橋ネイティブの筆者は少しうるうるしてしまった(笑)。
本店はアメリカオレゴン州ポートランドにある。創業者のRick Gencarelli氏が、前橋のまちなか活性化プロジェクトに共感し、パートナーシップを締結。日本初進出の地に、前橋を選んだ。具材たっぷりの独創的なパスタは、美味しいのはもちろん、食べていて楽しく、また新たなメニューが続々と登場する。何度でも足を運びたくなるのがよくわかる。