旅の疲れも癒される、中山道・板橋宿
中山道最初の宿場が板橋の宿。この町は宿場町だった歴史の持つ風情が、活気ある現在の商店街と絶妙のバランスで融合していた。
板橋の名の由来となった石神井川にかかる橋が、歴史を感じさせる形で作られていたかと思えば、いわゆる“映え”しそうなスイーツ店や、築百年の商家を改築したカフェもある。
しかし、そんな中でも一番感激したのは、五街道とは関係ないが、山羊や羊、陸亀とも触れあえる板橋子供動物園!
中世、東日本の中心地!甲州街道・府中宿
甲州街道の日本橋の次の宿場は内藤新宿……現在の新宿2丁目周辺なのですが、新宿に行くというのも手垢のついた話になので、歴史的奥深さから四番目の府中宿を探訪。
なにしろここは、甲州街道の宿場となるずっと前、大化の改新以来、その名前からもわかるように、武蔵国の国府が置かれていたのだ。つまりは江戸時代以前は、今の東京・埼玉一帯の政治・経済の中心地だったのだ。町全体、歴史三昧なのだった。