「つけ麺」は「ラーメン」という結論と、「頑者」の存在
私たちは「頑者」がラー博に最初に出店いただく際に、「つけ麺は、ラーメンか?」という長年続けられてきた議論に対して、そろそろ結論を出す時期がきたのではないかと思い、さまざまな角度から検証を行いました。
私たちが着目したのは、製麺所の出荷割合と、毎年発売されているラーメンの本や情報誌です。たとえば、2000年の情報誌を見ても、夏に「つけ麺」特集が組まれる程度で、「冷やし中華」と同じく、夏に食べる麺の扱いにすぎませんでしたが、2010年には、年間を通して特集が組まれる対象になっていました。
また、多くの有名店の麺を作られている三河屋製麺の宮内厳社長によると、「2000年はつけ麺用の麺はほとんど需要がありませんでしたが、2005年頃から増え続け、2010年には出荷割合の23%を占めていました。この数字は、中国料理店用の麺も含んだ割合ですので、ラーメン店だけなら、2010年のつけ麺用の麺は40%近くを占めていました。それほどに、つけ麺は定着したと感じます」
そのような調査結果から、私どもは「つけ麺」は「ラーメン」であると、2010年に結論を出したのです。新横浜ラーメン博物館30周年企画「あの銘店をもう一度」での出店期間中は、店主の大橋さんみずから厨房に来ていただき、さらに進化したつけ麺を出していただきました。
もし、「頑者」が誕生しなかったら、つけ麺の歴史も大きく変わっていたと思います。それくらいつけ麺の文化において、重要なお店です。
■頑者 本店
[住所]埼玉県川越市新富町1-1-8
『ラー博30年 新横浜ラーメン博物館 あの伝説のラーメン店53』2025年2月20日発売
『新横浜ラーメン博物館』の情報
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
交通:JR東海道新幹線・JR横浜線の新横浜駅から徒歩5分、横浜市営地下鉄の新横浜駅8番出口から徒歩1分
営業時間:平日11時~21時、土日祝10時半~21時
休館日:年末年始(12月31日、1月1日)
入場料:当日入場券大人450円、小・中・高校生・シニア(65歳以上)100円、小学生未満は無料
※障害者手帳をお持ちの方と、同数の付き添いの方は無料
入場フリーパス「6ヶ月パス」500円、「年間パス」800円
新横浜ラーメン博物館:https://www.raumen.co.jp/