はじめに
銀座にあるお店は高級なイメージで敷居が高いのですが、ランチタイムはディナータイムに比べて割安で、味や店内の雰囲気はもちろんコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
高級店が立ち並ぶ銀座とあって、和食店では着物姿の女性スタッフが優雅に接客してくれたり、上質で美しい器を使い目にも楽しい素敵な時間が過ごせるのは大きな魅力です。
一流店の味が気軽に楽しめるランチタイムを充実させましょう!
銀座のランチ地図
まずはお店の場所を分かりやすく地図でご紹介します!
1位『ヴィラッツァ ドゥエ』【イタリアン】(銀座一丁目駅 10番出口 徒歩2分)
・おしゃれな雰囲気なのでデート向きです。(30代男性)
ヴィラッツァ ドゥエ
パスタのクオリティーや味わいはもちろん、ビュッフェに並ぶ野菜のみずみずしさや美味しさにも定評がある銀座のイタリアン。
パスタランチはパスタに加えてサラダ&フルーツブッフェ、カフェ付きで1500円とお得な価格。季節限定パスタも豊富にラインナップされ、旬の素材を心行くまで楽しめます。
ビュッフェにはシェフの出身地、広島産の野菜も並び彩り豊か。野菜や果物など約20種類が常時用意され、好きなものが自由に楽しめるのも魅力です。
[座席]カウンター7席、テーブル、ハイテーブル36席、計43席/全席禁煙(テラスは喫煙可)/予約可/カード可/夜はサ10% [アクセス]地下鉄有楽町線銀座一丁目駅10番出口から徒歩2分
2位『玉ゐ』【あなご料理】(銀座駅 A1出口 徒歩3分)
・あなごがやわらかで美味しい。(50代男性)
・鰻とは一味違う上品な味に魅了されます。(60代男性)
玉ゐ
日本橋のアナゴ専門店「玉ゐ」が満を持して銀座に進出。季節に応じて東京湾や対馬など全国各地から仕入れるアナゴがお店の売り。鮮度や質の高い素材を厳選しています。
一番人気「箱めし」のほか、「穴子ちらし」などが手ごろなランチ価格で楽しめます。銀座店の「いかだ箱めし」は煮上げてから”かば焼き”にし、ふっくら香ばし~い食感と香りに食欲がそそられること間違いなし!!
「あなご巻玉子」「あなごの酢の物」などアナゴを使ったおつまみが多数あり、それを肴にお酒を飲むのも一興!
アナゴ好きなら、必ず訪れるべきお店ですよ!
3位『きつね庵』【うどん】(東銀座駅 徒歩2分)
・うどんの食感が魅力。(70代男性)
・うどんのたれが他のうどん屋とやや違い美味しいです。(50代男性)
・コシがありとても美味しい。(40代男性)
きつね庵
店名のとおりうどん店。庶民的なうどんですが、こちらのお店は京風。京うどんはダシを味わう醍醐味がありますが、こちらのお店は繊細なダシだけではなくもっちりとした麺や提供する前にさっと投入する九条ネギの香りがたまりません。
きつねうどんには、京都の老舗豆腐屋「とようけ屋山本」から仕入れた上質な揚げ豆腐を使用。京風に甘く煮込み食べやすく刻み麺との相性もバッチリ。銀座で上質なうどんが食べたいならきつね庵で決まり。
4位『瓢喜 香水亭』【懐石料理】(京橋駅 4番出口 徒歩3分)
・しゃぶしゃぶ美味しい。(30代男性)
瓢喜 香水亭
全席個室の店舗でゆったり落ち着いた雰囲気。靴を脱いで個室でランチが楽しめるのはやはり和食店の魅力ですね。京の日本料理店の姉妹店ともあって、盛り付けは華やかで味付けも繊細。
看板メニューは「蒸しゃぶ」で、白金豚や赤城ポークを京野菜と一緒に蒸した料理。蒸しゃぶをカツオや煮干しなどで丁寧にとったダシで頂くと、銀座でありながら雅な京都の雰囲気が味わえます。
夜は5000円の料理が半額以下で楽しめるのがランチの魅力。
5位『AKOMEYA厨房』【和食】(銀座一丁目駅 4番出口 徒歩1分)
・友達とランチに。一品一品とても丁寧に作られた小鉢膳がとてもおいしいです。(40代女性)
AKOMEYA厨房
ごはんの王様は、やっぱり白米!という方にぜひお勧めしたいお店がこちら!美味しいお米に徹底的にこだわり、炊き方も土鍋。それに合う彩り豊かなおかずたちをセットにしたランチは、老若男女誰もがテンションの上がる逸品です!
そのおかず(小鉢)のラインナップは、からだにやさしいものばかり♪ごはんのお代わりは自由なので、おかずとともにじっくりと心もお腹も満たされるまで食べ尽くす、、、そんな癒しのランチタイムが過ごせますよ!
6位『久保田』【懐石料理】(新橋駅 銀座口 徒歩約4分)
・お食事券をいただいたので出かけた、懐石料理が、特にお刺身が新鮮でとても美味しかった。(60代女性)
・さすが久保田だ。(60代男性)
久保田
新潟を代表する銘酒「久保田」。その蔵元が銀座でオープンしたのがこちらのお店です。
酒の肴はもちろんランチも新潟の魅力が満載。酒粕香る越後漬け焼きや新潟の地魚を使った海鮮丼、有機栽培の越州そばなど地元の食材を使ったランチが定食でなんと1,500円の低価格で楽しめます。
銀座でこれだけのクオリティーのランチをこの料金で頂くのはなんだか申し訳ない…。そんな気分になるお得な内容です。もちろん米所新潟、ご飯も美味しいですよ。
7位『China Dining 羽龍』【中華料理】(東銀座駅 4番出口 徒歩5分)
China Dining 羽龍
抑えめの色合いで高級感漂う店内は「さすが銀座」と思わせるハイクオリティーなインテリア。
そんな店内で頂けるランチはA・B・Cと3種類あり好みのものが選べます。日替わりメニューなので飽きずに楽しめるのが魅力。価格も900~1,380円とお得です。
創作中華料理店と銘打たれているだけあって、中華の基本は変えずに和食や洋食の素材や技巧をミックスさせた料理が楽しめます。もちろん酢豚定食や麻婆豆腐定食など定番ランチも充実。
7位『175°DENO担担麺GINZa』【坦々麺】(銀座一丁目駅 8番出口 徒歩1分)
175°DENO担担麺GINZa
「今日はなんだか無性に担担麺が食べたい!」そんな日ってありますよね。そんなときにおすすめなのは、こちらの担担麺専門店。
汁なし・汁あり、そして辛さも選ぶことができる。
まぜてからまず1口。濃厚なゴマの香りと歯ごたえの良いカシューナッツの美味しさに、感動すること間違いなし!そして「シビれる」「すごくシビれる」を選ぶと、食べ進めるほどジワジワと辛さがしみわたり、これがまたたまらなく美味しい!
定期的に訪れたくなるというファンがたくさんいるのも納得の味です。
[休日]無休[座席]カウンターあり、全21席/全席禁煙[アクセス]地下鉄有楽町線銀座一丁目駅8番出口から徒歩1分
9位『威南記海南鶏飯銀座EXITMELSA店』【シンガポール料理】(銀座駅 A2出口 徒歩2分)
威南記海南鶏飯銀座EXITMELSA店
シンガポールの名店が銀座に上陸。店内はナチュラルカラーで広々としており、ゆったりランチが楽しめます。
お店の名物はハイナンチキンライスで、鶏肉と鶏スープで炊いたライスを3種類のソースで頂きます。ランチは平日限定なので注意が必要です。
ランチタイムはスチームチキンヌードルやホッケンミーなどの一品料理はもちろん、ライトランチセットなどセットも充実。スペシャルランチセットはチキンライスにデザートやドリンクもついて大満足。
まだある!銀座のおすすめランチ
『新広東菜 嘉禅』【中華料理】(銀座駅B6出口 徒歩3分)
高級食材の「ふかひれ」をランチで安く食べられるのがこちらのお店!あのふんわりシャキシャキとした食感と、上品で濃厚なタレは、たまりませんよね。
ふかひれに限らず、コースで出てくるお料理がすべて美味しいと、魅了される人が後を絶ちません!
総料理長を務める簗田 圭氏は、中国飯店グループや、マンダリンオリエンタルホテルなどでの総料理長も務めた経歴があります。
モダン中華という言葉がぴったりの、注目のお店ですよ。
『焼肉 山水 銀座店』【焼肉】(銀座駅A3出口 徒歩2分)
「どうせ食うならうまい肉」がモットーの、有名な焼肉屋。銀座で美味しい焼肉ランチをするなら絶対に訪れてほしいです!
冷凍肉ではなく生肉を使っていることや、1つ1つを職人さんが手切りするという切り方にもこだわりがあり、運ばれてくるお肉はほとんどが厚切り!コスパの良さも評判です。
落ち着いた内装で、女子にも人気のお店ですよ。
まだある!銀座の「絶品ハンバーグ ランチ」情報!
銀座には美味しいハンバーグのランチが食べられるお店もたくさん揃っています♪
まとメシではグルメライターが実際にお店を訪れ、味やコスパを徹底ジャッジして選んだ「いま行くべき店」をランキングしてご紹介していますので、こちらもお見逃しなく!
銀座のランチ 覆面座談会
食べも食べたり30軒!和食からエスニックまで銀座のランチを徹底調査
肥「ハイ、今回は私が仕切りま~す。まずは銀座のランチ調査のポイントと感想をどうぞ」
松「庶民的な店が増えましたよね。だけどやっぱり銀座はギンザ! オシャレタウンは他にもあるけど、屈指の美食が集まる特別な街だから、私なりの〝銀座でランチ〟に対する価値観も評価のポイントにしました」
飯「それってどういう?」
松「ちょっぴり贅沢に、美味しい料理をキチンと楽しむこと。もちろん安いに越したことはないけど、ランチでも銀座の高級感に浸りたいじゃない? 1500円前後を目安に美味しくて落ち着ける店を探したんです」
肥「なるほど。で、条件を満たす店はありました?」
松「あった! 中華とエスニックを担当したんだけど、条件にピッタリだったのは『ChinaDining 羽龍』。メニューも『Cランチ』は料理2種の盛り合わせにサラダ、ライス、スープ、ザーサイ、デザート、コーヒーまで付く充実感。味はもちろん、そんなふうにちょこちょこ出てくる女性好みの感じにもやられちゃった」
肥「それ分かる! 同じく充実度でいえばイタリアンの『ヴィラッツァ ドゥエ』のパスタランチも、サラダ&フルーツブッフェが付いてお得でしたよ。野菜の産地や種類にこだわっていて、いろいろ楽しめた」
飯「私は和食担当だったから、着物姿の女性スタッフが優雅に接客してくれる店が多数あったのがいかにも銀座らしいと感じましたね。中でもくつろげたのは『瓢喜 香水亭』と『久保田』。香水亭は全室個室で、ランチは近江牛の希少部位を使ったローストビーフ御膳とか満足できる味ばかりでした。でもね、失敗しちゃった、私」
松「何を? 個室でくつろぎ過ぎてグーグー寝ちゃったとか」
飯「まさかあ! 実は靴を脱いで店内に入るんだけど、ふと自分の足元を見たら見事に破れた靴下を履いてた……。うう、あの時の敗北感ったらなかったなー。皆さんもご注意を(涙)」
肥「くくっ、そういうトコしっかりしてそうなのに、意外と抜けてるんだね~。それはそうと『久保田』って店、新潟の地酒・久保田の蔵元直営でしょ?」
飯「そうそう、ここは窓際が特等席でしたよ! 中央通りが見下ろせて、まるで銀座を支配したかのような優越感。夜は久保田の代表銘柄『萬寿』を温度差で飲み比べできるんだって。あ、そういえば、『おと週』でおなじみのアナゴ専門店の支店も銀座にオープンしたんですよ。『玉ゐ 銀座店』で。銀座店限定メニューもあって味は間違いなしだし、アナゴを使ったつまみもあるので昼から一杯やるのもアリ。どちらもお酒好きの肥田木さんにピッタリでしょ」
肥「いいね~、今度編集部の飲んべえ軍団で行かない?」
飯「ご夫婦で切り盛りする京うどんの『きつね庵』も通いたくなる店だった。透き通ったつゆは繊細かつ味わい深く、まさにダシが命というのが分かる。どこかホッとする雰囲気の味と空間が銀座にもあるんだって感心した」
松「エスニック系も頑張ってますよ。イチオシはシンガポール発ハイナンチキンライスの名店『威南記海南鶏飯 銀座イグジットメルサ店』。日本2店舗目で、私が虜になったのは皮がパリッとした『ローストチキンライス』。ぜひ試してみて」
飯「では皆さん、そろそろトホホ店を暴露しちゃいま~す」
松&肥「よっ、待ってました」
飯「洋食器で供する創作和食がウリの店『G』。焼き魚定食が1800円で、サバだったけど味は至ってフツー。ていうか今やスーパーの一夜干しでも美味しい時代だから、この値段設定は高くないですか? おかずも冷凍食品を温めたかと思っちゃうようなサイズ感と味だし、銘柄米使用と大々的に謳っているご飯もボソボソなんです(涙)」
松「炭水化物偏愛の飯田さんとしてはテンション下がるよね」
飯「しかも全て300円ショップで買えそうな真っ白な器に盛られているから、見た目も美味しそうじゃないの」
肥「何それ、コンセプトがグダグダ。でも結構お高い洋食器だったりしてね」
飯「もう少し頑張ってほしかったのがミシュラン獲得店のシェフが手掛ける『N』って店」
松「どうだったの?」
飯「二段重の弁当を注文したら、具らしきものが見当たらない炊き込みご飯と、おかずのメインは雑に3枚置かれたローストビーフだった」
肥「私なら怒り狂うケド」
飯「うーん、味は確かに良かったんですよ。でもガッツリ食べたい人には量も盛り付けもいろんな意味で残念かも」
肥「じゃあ、三ツ星まであと一歩という店は?」
松「『銀座自由軒』。ジュージュー音を立てて供される『牛塩カルビ定食』はサンチュと辛味ダレが付く他、サラダ、スープ、キムチ、ノリのセット。このちょこちょこ感、オンナの私的には良かったけど男性には物足りないかなあ」
肥「でも編集の武内さん(=ヒゲ面オヤジ)みたいな乙女男子にはいいかもよ。私が紹介したいのは今回取材NGだったイタリアンの『M』。メイン料理にスムージーとサラダが付くランチが1000円。よくあるおまけのようなサラダじゃなくて本格的な量と質なの。メインで選んだパスタも美味で、ワインに合いそうだったから調査と称して昼から飲んじゃった。あ、編集長にはナイショにしとかなきゃ」
飯「いやいや、これ読んだらバレるって(笑)。私はさっきも話に出たイグジットメルサにある『三陸大船渡まるしち銀座店』。岩手・大船渡市の料亭が東京に初進出したんです。ちょっと量が少なめだけど三陸の海の幸がすごく新鮮なの。市花のツバキをイメージした器があったりして、年配女性にも喜ばれそう」
肥「ご褒美ランチでも、懐に優しい激安ランチでも、はたまたほろ酔いランチでも、いろいろ使える店が多いからやっぱりこの街は奥が深いよね!」
松「皆さんの『銀座でランチ』の参考になればうれしいです」
おわりに
ランチタイムはディナータイムに比べて割安な料金で食事が楽しめるのはもちろん、一流店のハイセンスな雰囲気や上質な接客まで楽しめるのが醍醐味です。銀座は一流店が軒を連ねるエリアで敷居がかなり高いのですが、ランチタイムは料金設定も安めですし夜間よりもお客様が少ないお店も多く入店しやすいのが魅力。銀座の一流店の味や接客、店内の雰囲気を気軽に楽しみたいなら、ランチタイムが狙い目です。
2016年5月号発売時点の情報です。
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