全国には数多くの難読地名が存在します。うっかり読み間違えて恥ずかしい思いをした人も多いはず。
本コーナーでは、読み間違いが多い難読地名を名前の由来だけではなく、特産品や地元グルメ情報とともにご紹介します。
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★★★☆
■難読漢字、地名編の正解はこちら
正解:けがの
茨城県東北部に位置する常陸太田市にある地名です。バンジージャンプができることで知られるハープ橋型の竜神大吊橋は県内でも有数の観光地となっています。
天下野の特産品として知られるのが「凍こんにゃく(しみこんにゃく)」。江戸時代後期に活躍した天下野町出身の北方探検家である木村謙次が伝えたといわれ、水戸藩の専売品として藩の財政を支えていたという伝統食です。
現在では、生産者が激減しているため、地元でなくては手に入りにくい希少なものとなっています。
地名の由来は、この地の住民が獅子舞を水戸光圀公に披露したところ、「天下一」と称され、それを受けて江戸で「天下一」の旗を掲げて将軍の前で獅子舞を披露したところ、将軍は天下一と謳うとは身分を超えたものと激怒。そこで助け舟を出したのが水戸光圀公。彼が機転をきかせて「彼らが天下野という土地の住民で、天下野 一と書くところを 誤って天下一 と書いてしまったのだ」と釈明してくれたことによりことなきを得たということです。それがきっかけで天下野と呼ばれるようになったといわれています。
ただし、「てんかの」ではなく「けがの」の読まれるようになった所以は謎のままだとか。
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