連日のニュース報道で、見かけない日はなかった佳子さまのギリシャ共和国ご訪問。その注目度からも「東洋のダイアナ」と囁(ささや)かれるのも頷けよう。数年前までは、姉の小室眞子さんの“コイバナ”に何かと引き合いに出されたこともあった。しかしここ数年は、ご自分らしさを引きだたせる装いが感じられるなど、美しさに磨きがかかったようにお見受けする。そんな佳子さまの日常とは、どんなものなのだろうか。
苗字は「秋篠さん」?
佳子さまのお名前は、御名(おんな)、御身位(ごしんい=身分と地位)、敬称からなる「佳子内親王殿下」が正式なお呼び名である。ちなみに皇室の方々には苗字がないため、佳子さまの場合、通り名としてお父様の宮号(家名)を冠して「秋篠宮佳子」と名乗られているようだ。親しいご友人からは「秋篠さん」、「佳子ちゃん」と呼ばれることもあるそうだ。
そして皇室の方々には、「お印(しるし)」と呼ばれる身の回りに用いる、いわばシンボルマークがある。佳子さまのお印は、アオイ科の常緑高木であるオオハマボウの別名「ゆうな」(沖縄・奄美地方の呼び名)である。このお印を定められたのは、ご両親である秋篠宮皇嗣殿下(秋篠宮さま)、同妃殿下(紀子さま)で、その選定理由はご夫妻が「熱帯的な花を好まれていたこと」に由来する。
若きプリンセス
ここ最近の皇室報道を見ると、天皇家の長女・敬宮(としのみや)愛子さまと佳子さまの話題で持ち切りなのである。ともに20代ということもあり、同世代からの注目度も高い。
この春、愛子さまが日本赤十字社常勤嘱託職員となられたことは、記憶に新しいところだ。一方で、佳子さまはというと二つの総裁職のほか、全日本ろうあ連盟に非常勤嘱託職員としてお勤めもされている。ちなみに、ここで得た給与は個人の収入となるため、「所得税や住民税」の課税対象となる。
お二方ともその人気ゆえ、“通勤”にはクルマ(宮内庁所有の公用車)を利用されている。地下鉄、JR、バスといった公共交通機関で“混乱”を生じさせないための措置であろう。とはいえ、佳子さまは学生当時、電車で大学へ通われたこともあるので、ご自身で交通系ICカードをお持ちなのかも知れない。時折、コンビニで買い物をされることもあるように伝え聞くが、その際に「ピピッ」と決済されていると思うと親近感が沸く。