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清酒八海山でおなじみの八海醸造が、自社初めてのウイスキー製品となる『Hakkaisan シングルグレーン魚沼8年ライスウイスキー2025LIMITED』を2025年4月1日より、数量限定で販売開始している。予定としては、専門流通業者を介して主要都市のバーなどで取り扱われる。なお、一般への販売は抽選で行われる。

米を原料とした八海醸造初のウイスキー

深沢原蒸溜所では、日本酒の副産物であり新鮮な酒粕のみを原料に、ゆっくり時間をかけて減圧蒸留した「本格粕取り焼酎」や米焼酎や日本酒の原酒を使って仕込んだ梅酒なども製造

八海醸造は2005年から蒸溜酒である米焼酎の製造を深沢原蒸溜所で開始している。深沢原蒸溜所は八海醸造が運営する複合施設「魚沼の里」の一角にある施設。米焼酎(蒸溜酒)から始め、その焼酎を木樽に貯蔵した製品造りがきっかけとなり、2016 年よりウイスキーの製造を開始。

日本酒蔵ならではの挑戦として主原料を米としたライスグレーンウイスキーを製造。米を主原料とした自社製造原酒だけを使ったウイスキーは世界でもあまり例のない稀少な製品となっている。

なおウイスキーの定義として、麦芽を使用することや、樽にて一定年数を貯蔵することなどがあり、ライスウイスキーをこれを満たしている。

妥協しない味わいをもとめ 8年の熟成を重ね今春より蔵出し

人が介在しない熟成という行程を経るウイスキー造り

蒸溜前のもろみ造りやブレンド工程では八海酒造のもつ長年の酒造りを活かした職人の技術力を生かして取り組んだが、ウイスキーの製造では樽貯蔵という人間が介在できない“時間”が造り出す熟成という工程があり、これがウイスキー独特の味わいを生む。八海醸造ではこれまでの酒造り同様に、目標とする品質を目指した妥協しない製造管理により、8年熟成を経た今、初めて発売することを決定したという。

いずれはモルトウイスキーとのブレンデッドも検討

ニセコ蒸溜所は豪雪地帯ならではの上質な軟水に恵まれた上、道内でも気温が下がりすぎない土地柄を活かし、上品で繊細でバランスの取れたウイスキーづくりを行うとともに、クラフトジンの「ohoro GIN」シリーズも製造

八海醸造は深沢原蒸溜所でのライスグレーンウイスキー造りを契機に立ち上げた、ニセコ蒸溜所という施設を北海道ニセコ町に有している。ニセコ蒸溜所では2021年にモルトウイスキーの製造を開始、現在は品質を見極めながら丁寧に熟成している。いずれは魚沼とニセコ両地で製造したウイスキーのブレンデッド製品の上市も見据えて準備している。

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おとなの週末Web編集部
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