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食べる手が止まらない、誰もが大好きなフリット。そこいらのファストフード店とは一線を画すこれぞ食べるべき旨すぎる店を東京都内を食べ歩き厳選フィーチャー。

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Bar OPA 門前仲町

ハーブの香りと
カリふわの食感がカクテルにも合う

門前仲町店オープン以来のスペシャリテ。実は創業オーナーの故・大槻健二さんが懇意にしていた、銀座『マルディグラ』和知徹シェフの直伝だ。強力粉をまぶして揚げられたポテトは男爵系が使われ、外側はカリッとして中はふわっ! そこにローズマリー、セージ、タイム等ふんだんにハーブがまぶされて、離れていてもいい香りが漂う。割と大きめの不揃いのサイズ感がまたよし。もちろんジントニックなどとも相性抜群だ。

ハーブポテトフライ 1000円

[その他のメニュー]黒豚のリエット バゲット添え850円、本日のパスタ
1000円〜

[住所]東京都江東区富岡1-25-4 ニックハイム八幡204 [TEL]03-5245-3539 [営業時間]18時~翌3時 [休日]日・祝 [席]カウンター13席、テーブル10席 全23席/全席喫煙可/予約不可/カード可/サなし [交通アクセス]地下鉄東西線ほか門前仲町駅2番出口から徒歩3分

Peterバー 有楽町

10種のスパイスと
カリッと感がクセになる旨さ

日比谷公園や都心を見渡せる24階のバーでは、大きな枡でフライドポテトが供される。外国人客も多く、その好みも意識したポテトはウェルダンでロングサイズ。カットして一度冷凍することで余分な水分を飛ばし、2度揚げでカリッと揚がっている。味はケイジャンとガーリックソルトの二つ。ケイジャンには10種のスパイスが使われ、熱々を一気に混ぜるので香りがわっと上がる。スパイシーで、オリジナルのビールにも合うクセになる美味しさだ。

Peterスタイル フライドポテト(ケイジャン) 1300円

[その他のメニュー]オリーブとアンチョビ1600円、クラシック フィッシュ&チップス タルタルソースとレモン2800円※すべて税・サ別

[住所]東京都千代田区有楽町1-8-1 ザ・ペニンシュラ東京24階 [TEL]03-6270-2763 [営業時間]12時~24時LO(金・土25時LO) ※ランチタイム有 [休日]無休 [席]カウンター15席、テーブル25席 全40席/全席喫煙可/予約不可/カード可/サ15% [交通アクセス]地下鉄日比谷線ほか日比谷駅・有楽町駅A6、A7出口から直結

メリメロ 飯田橋

にんにくとの
コンビもまたなんとも最高

男爵や北あかり、ほくほく系の食感のものを中心に、時季によって北海道から長崎まで、自然栽培のじゃがいもをピックアップ。フランス仕込みの大きめのざくっとした切り方、弱火の低温で水分を飛ばし、強火でカリッと揚げられたポテトは、熱々のほくほく。色合いも良くいい塩加減。一緒に揚がったにんにくや、ローズマリーに、燻製したパプリカがいい香りを漂わす。なんとも素朴でバランスよく、ナチュラルなワインともピッタリなのだ。

じゃが芋とにんにくのフリット 1280円

[その他のメニュー]吉田牧場カマンベールチーズサラダ990円、田舎風お肉のパテ680円、豚足マスタード焼き910円など

[住所]東京都千代田区飯田橋4-5-4 CUBE飯田橋ビル1階 [TEL]03-3263-3239 [営業時間]11時半(土12時)~14時、18時~24時(土17時~23時) ※ランチタイム有 [休日]日 [席]カウンタ−4席、テーブル21席 全25席/全席禁煙/予約夜のみ可/カード夜のみ可/サなし [交通アクセス]JR・地下鉄各飯田橋駅A3出口から徒歩4分

【閉店】Brooklyn Ribbon Fries “HARAJUKU” 原宿

らせん状の
くるくるカットの食感がユニーク

目の前の専用ポテトカッターで、くるくるらせん状にカットされる様子は見てるだけでも楽しい。じゃがいもは北海道の大地で育てられたメークイン。エッジに皮付きのまま、低温から高温にパリッと揚げられる。その形状ゆえに、ポテト同士が重なり合って、ちょうどチップスとフライドポテトの中間的な、ほくほくとカリッの食感がまた楽しい。オニオンスープはじめ、個性豊かなフレーバーも4種類。揚げたてをテイクアウトで!

[その他のメニュー]吉田牧場カマンベールチーズサラダ990円、田舎風お肉のパテ680円、豚足マスタード焼き910円など

[住所]東京都渋谷区神宮前3-23-2 [TEL]03-6434-9918 [営業時間]11時~20時 ※ランチタイム有 [休日]月 [席]テイクアウトのみ/喫煙不可/予約不可/カード可/サなし [交通アクセス]JR原宿駅竹下口、地下鉄千代田線ほか明治神宮前駅5番出口から各徒歩5分

じゃがいも豆知識 アレコレ

世界中の人気者〈じゃがいも〉の、
ルーツからプチトリビアまで集めました

じゃがいもの原産地はどこ?

 じゃがいもの原産地はペルーのアンデス地方。紀元前7000年くらいから栽培されていました。15世紀のインカ帝国時代はもっとも重要な農作物となり、その後16世紀に、南米に上陸したスペイン人が本国に持ち帰り、ヨーロッパ大陸へ伝播。当初は観賞用とされていましたが、18世紀以降、食用として広まります。18世紀後半、プロイセン(ドイツ)のフレデリック大王が飢饉に備えて栽培を奨励、その後フランスで農学者パルマンティエが、ルイ16世に栽培を提案するなど、貴族自らが普及活動に関わったことが、じゃがいも普及のきっかけに大きく影響しています。

じゃがいもの語源は?

 日本におけるじゃがいも伝来の起源は諸説ありますが、有力なのは慶長年間にオランダ人が長崎に伝えたという説。オランダ船がジャワ(インドネシア)のジャガトラ港経由(現ジャカルタ)だったことから〝ジャガタラいも〟と呼ばれ、それが「じゃがいも」という呼び名の由来になったと言われています。

日本で手に入るじゃがいもはどんな種類があるの?

 日本のじゃがいも主産地はなんといっても北海道ですが、実はそれに続くのは九州の長崎や鹿児島。産地の広がりもさることながら最近ではその種類の多さも注目されています。代表格は誰もが知っている〈男爵いも〉や〈メークイン〉、また〈北あかり〉やグルメ系じゃがいもとしては〈インカのめざめ〉も人気。さまざまな料理に適している〈トヨシロ〉や〈とうや〉は料理人からも好まれている品種で、北海道生まれの新種では〈はるか〉もじわじわ注目が集まっています。身近なスーパーでも買えるものが多くなっているので、ぜひいろいろ試してみてください。

フライドポテト の発祥は?

 ちょっと意外かと思いますが、実はベルギーというのが有力。19世紀のベルギー南部の村で川が凍り、川魚を揚げて食する習慣のあった村人が、代わりにじゃがいもを揚げたのが始まり、とされています。ちなみにベルギーではフライドポテトは「フリッツ」と呼び、そのほかフランスでは「フリット」、イギリスやアイルランドでは「チップス」、アメリカは「フレンチフライズ」……etc. ではフライドポテトはどこの国? 実はこれは和製英語で、海外では通じない呼び名。そういえば……と、海外旅行の際に経験した人も多いのでは? これまた意外なプチトリビアでした。

世界で一番食べている国はどこ?

 年間消費量ナンバーワンは、東欧の国ベラルーシ(2011年調べ)。“ブリビャーシュ”(じゃがいも人)という呼び名が親しまれているほどだとか。一人当たりの消費量約180㎏(日本人の約10倍)というから、驚きです。
参考文献/『世界のじゃがいも料理』(誠文堂新光社刊)

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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admin-gurume
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