食材の旨味を逃さない解凍法
冷凍した食材をいかに美味しく食べるかは解凍方法次第です。野菜は解凍せずに直接加熱調理をしてしまうのが素材の旨味を逃さないベストな解凍法です。
肉は保存袋のままボウルに入れ、流水につけておくと100gの肉なら約5~7分程度で解凍できます。急ぎで使用しない場合は、冷蔵庫に半日から1日程度入れて解凍してもOKです。自然解凍(常温解凍)で解凍すると、食中毒の原因になる菌が増殖する恐れがあるので避けましょう。
自然解凍がOKなのは作り置きのおかずなど、加工したものですが、それでも解凍後はしっかり再加熱して殺菌してから食べるようにしましょう。また、果物は自然解凍になりますが、水分が多い果物は半解凍くらいでシャーベット状になったところで食べるのがお薦めです。
肉や魚の解凍で避けたいのは電子レンジを使用すること。一部に火が通り一部は未解凍の状態になる「解凍ムラ」が起きてしまいます。野菜も加熱しすぎると水分が出て、旨味だけではなく栄養も溶け出してしまいます。野菜は半解凍くらいにとどめ、あとは加熱調理するほうが美味しく食べることができます。
冷凍庫はぎゅうぎゅう詰めに
冷蔵庫は食材と食材の間にゆとりができるように収納しないと庫内に冷気がまんべんなく行き渡らず、冷却効率が低下します。逆に、冷凍庫はすき間がないように食品を詰め込んだほうが冷却効率が良くなり、食材が傷みにくくなるうえ電気代を節約することができます。
ただし、手際よく取り出せる状態に整理整頓をしておかないとドアを開けっぱなしにする時間が長くなってしまうため、どの食材がどこに保存してあるかを把握できるように整理整頓をしておきましょう。
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