お馴染み、三重県伊勢の銘菓「赤福」に「白餅黒餅」なる商品があるのをご存知だろうか。この年末年始、伊勢のおかげ横丁にある『赤福 本店』で見かけて、即座に購入した本商品が、通常の赤福とは違うおいしさで驚いたのでご紹介します。
画像ギャラリー2021年10月にオンラインショップでの限定発売がはじまり
「白餅黒餅」は、2021年10月にオンラインショップで販売。あまりの人気ぶりに、2022年4月に本店をはじめ8店舗で販売をスタートしたそうだ。
今回見かけたのはおかげ横丁にある本店。あとで調べたところ、売り切れ御免の商品で午前中に売り切れることもザラだが、訪問が10時頃だったため、スムーズに購入できた。
その後、伊勢神宮の参拝やおかげ横丁を散策して15時頃に店を覗いたら売り切れていた。買っておいてよかった〜。
いざ、実食。まずは白餅から。白小豆の上品な甘さですっきりとした味わい。清らかさを込めたというのも納得の洗練された味わい。日本酒との相性もよかった。
実はこの白餅、かつて「お伊勢さん菓子博2017」の限定商品「赤福餅 祝盆」として通常の赤福餅と一緒にお盆の上にのって提供された、幻のお餅なのです。これがフツーに食べられるようになったのはなんともうれしい限り。
黒餅は、一転して黒砂糖のどっしりとしたコク深い甘さを楽しめます。こちらも逸話あり。江戸時代から明治時代の頃に作られていた黒砂糖味の赤福餅なのです。時を経て、令和の時代に復活したというわけです!
この最強タッグが生まれたのは、コロナ禍で少しでも明るく前向きな気持ちになれるように、という思いから。赤福とは違った味わいの2種、白と黒のコントラストがハッキリして面白い「白餅黒餅」。ぜひ食べ比べていただきたい!
本店以外のどこで買える?
ちなみに、その後大阪・梅田にある阪神百貨店のデパ地下で発見しましたが、お昼の時点で売り切れ。別日に新大阪駅で見かけたときは午前中で販売していたのを見つけて「おぉまた食べられる!」とつい購入してしまいました。それほどまでに、ちょっとハマってしまった「白餅黒餅」。
購入場所は赤福のHPから確認できますので、チェックしてみてください。東海・関西地方では割と買える場所が多いですよ。
取材・撮影/編集部えびす
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