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子どもの表情、話し方、動作、姿勢に合わせて会話する

ミラーリングでは、真似すべきポイントとして、四つの要素があげられます。

一つめは、表情です。相手が笑顔になっているときは自分も口角を上げて笑顔をつくり、相手の表情が沈んでいたら、自分も悲しそうな表情に合わせましょう。

二つめは、話し方や声の調子です。話すときのスピードや、声の高さ、テンションなどを似せましょう(これを「ペーシング」と呼びます)。

三つめは、動作です。相手が足を組んだら、こちらも足を組んでみます。ほかにも、相手が飲みものに口をつけるタイミングで、自分も飲みものを飲んでみてください。

四つめは姿勢です。相手が、前かがみになってきたら、自分も身を乗り出すように話してみましょう。ゆったりとくつろいできたら、自分も力を抜きましょう。

このように、意図的に相手の行動や言葉を真似ることによって、知らず知らずのうちに、相手から好意や安心感を引き出すことができます。子どもの話を聞くときは、ぜひこの四つの要素を意識して、相手に合わせた会話をしてみてください。

マンガと文/杉山奈津子(すぎやまなつこ)

杉山塾代表。1982年、静岡県静岡市に生まれる。静岡雙葉高校3年時の実力模試は「偏差値29」だったが、独学勉強法で1浪後、東京大学理科二類に合格。2006年、東京大学薬学部を卒業後は、作家、イラストレーター、心理カウンセラーとして活動。2020年、静岡市内に「杉山塾」を開き、小学生~高校生の学習塾代表として活動中。近著に『東大ママの「子どもを伸ばす言葉」事典』(講談社ビーシー/講談社)がある。

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おとなの週末Web編集部
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