《米粉料理3》バラエティ豊かな米粉パンが魅力『自由が丘ベーカリー/パティスリー』@自由が丘
2021年の開店当初より、人気のベーカリー。その理由はバゲッド、食パン、あんぱん、ケーキなどなど、30種類以上用意される商品のすべてが米粉100%=完全グルテンフリーなこと。
米粉パンたちは、もちもち食感、腹持ちのよさという特徴を活かしつつ、例えばバゲットは香ばしくザクっとした食感、ケーキのスポンジはふわり柔らかくと、用途に合わせてレシピを変えて焼き上げられている。
ハーブチキンサンド450円、ベイクドカレーパン350円、まるパンピーナッツ260円、バゲット(小)280円など
米粉パンは数種のみという店も多い中、同店の品数の多さは画期的で「ずいぶん失敗もしました」(マネージャー・湯本敦子さん)という試行錯誤の賜物なのだ。
店の前にはベンチも用意され、気軽にパクッと頬張ることもできるのもうれしい。顔がほころぶその味にパンライフが変わるはず!?
[住所]東京都目黒区自由が丘1-26-9三笠ビル1階
[電話]03-6421-4761
[営業時間]11時〜18時
[休日]月(祝の場合は営業、翌火休)
[交通]東急東横線ほか自由が丘駅正面口から徒歩1分
《米粉料理4》旨くて軽やかな食後感◎『絵空事』@原宿
豪華なトッピングではなく、麺に注目してほしい。なんと玄米を丸ごと粉砕した玄米粉で作るうどんなのだ。もちもち食感を楽しめながら、グルテンフリーなことでの軽やかな食後感に驚かされた。
また、麺がツユに溶け出しにくく、麺もツユも最後まで変わらぬおいしさなのもいい。ビタミン、ミネラルも豊富…玄米うどん、いい!
とり天ちくわ天うどん680円&温泉たまご150円
[住所]東京都渋谷区神宮前3-27-3
健康志向とその味わいがブームを呼ぶ!?
パスタにパン、ラーメンにうどん……あらためて外食を見渡すと、なんと小麦主体の主食が多いことか。
そんななか昨年のおにぎりブームは米食文化の反撃の合図だった。そして今年、おにぎりの後を受け、ブームとなるのが米粉だと予測している。
まずは小麦粉に比べて血糖値の上昇が穏やかでアレルギー症状になりづらいこと。そしてたんぱく質に脂質、ミネラルのバランスがよく、アミノ酸も多く含まれていること。また給油率が小麦粉に比べて低く、揚げ物などに使えばさっぱりと揚がるといった健康面。そして近年、技術が進み、より微細な粉を実現。
今回紹介しているような、もちもち食感のパンやふっくらとしたケーキ、軽やかな天ぷらなど調理の幅が広がっていることなどがその理由。まさか、ほどよい粘りも必要なもんじゃに米粉なんて発想はなかったと、小誌はそこに注目。
もんじゃが可能ならお好み焼きやたこ焼きにも使えるだろうし、餃子の皮にもピッタリかも。未食の米粉料理についつい思いを巡らせてしまう。しかも、どれもおいしいそうだ。
いい点尽くしの米粉料理。もんじゃや天ぷらを出す店が増え、ブームを牽引していくとみた!