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デザートにも、アルコールにも。多彩な展開ができるクーリッシュ

――クーリッシュをつくるにあたって大切なことは何でしょう?

新規商品の開発は、いかに多くの賛同者・協力者を集められるかが重要だと思っております。そのために、何のために、この新商品を発売するのか? どんな想いで考えたかなど、情熱をもって、周囲を説得することを、心掛けております。周囲から反対や指摘を受けてもすぐ諦めず、やり続けるスタンスでいることで、一緒に立ち上げてくれるメンバーからの信頼も得られると思っております。

――クーリッシュの魅力ってどんな所でしょうか?

クーリッシュは、アイスでもあり、デザートでもあり、飲料でもあり、アルコールにも展開できるなど、ひとつのジャンルに縛られない、「クーリッシュ」というジャンルを築ける唯一無二のブランドだと思っており、多彩な展開ができ、可能性がある所が魅力だと思っております。市場に新しい常識を持ち込み、喫食シーンも広げてきた商品のため、常に時代の先端・新しいイメージ、挑戦をしているようなブランドづくりを目指してきました。 クーリッシュしかできない挑戦や市場でどこもやっていない取り組みではないかと思えると、ワクワクして、情熱を注いでしまいます。また、SNSが普及して、お客様からの反応がタイムリーに見えることも、自分のモチベーションとなっております。

――確かにSNSでお客様の反応が直接見られるようになったことは大きいですよね!北村さんがクーリッシュのフレーバー作りで参考にされているものはなんですか?

クーリッシュは日常的に、カジュアルに楽しんで欲しいということと、 特定の年代だけに支持されているブランドではないため、世の中で日常的に飲食されている定番商品・新商品、シーズン商品を参考にしていることが多いです。 日常からかけ離れたラグジュアリーなスイーツやお菓子は、勉強のために 食べることもあり、こだわり・コンセプトは参考にしますが、味の細かい部分は参考にはしておりません。 ただし、流行・行列になっているお店については、 どういった要素が受け入れられているかを勉強するためにマーケティングリサーチをします。

クーリッシュブランドへの想いを語る北村さん

――最近では、かき氷専門店も季節問わずに行列ができていますよね。「クーリッシュ」は微細氷も入っているので参考にされていたりするんですか?

もちろん食べに行きます。お店に入って他のお客様が何を注文されているのか気になりますし、変わり種のかき氷などが提供されているお店もありますので、注文して蜜と氷の相性など参考にしています。

――北村さんはクーリッシュが軸となっているんですね!お仕事以外では、どんなことをされていますか?

食に関するトレンド研究のコミュニティセミナーに参加したり、娘を連れて食べ歩きをして、感覚・感性を鍛えるようにしています。昔から好きな原宿によく行ってます(笑)

娘さんと食べ歩きをして感覚や感性を鍛えるとは…。最新トレンドは、確かに若者が担っていると思いますし、なるほどと思いました。しかし、お仕事以外でもクーリッシュのことを考えていらっしゃるのは流石です! 一つのジャンルに縛られないクーリッシュ、次はどんな新製品が登場するのか?想像すると楽しみになってしまうブランドです。

文・写真/シズリーナ荒井

シズリーナ荒井

初めてアイスを食べたのは“1歳一ヵ月”(証拠映像資料有り)。人生で55,000個以上ものアイスを食べた記録を保持するアイスマニアであり、日本一アイスを愛するスーパーアイスマン。

どうしたらより美味しくアイスクリームを食べられるかを真剣に考え、氷菓子(アイス、ソフトクリーム、ジェラート、かき氷)の研究を開始。氷菓子は原材料が同じでありながら製品温度が異なることで感じ取れる味が違うことを発見!

食べ方をデザインする“イートデザイナー”として市販アイスのアレンジレシピや企業同士の商品コラボを手がけており、“かけ合わせグルメ”「雪見カレーヌードル」の考案者として、SNSで話題に!

年間4,000種類以上のアイスクリームをテイスティング。アイス現場のすべてを知りつくすアイスジャーナリストとして活躍中!2021年6月には著書『コンビニ&スーパーのアイスが極上スイーツに! 魔法のアイスレシピ』(KADOKAWA)を出版。

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