ネオ町中華に見えた輝かしい未来
肥「いいアイデアだわ〜。他には?他には?」
菜「『龍華』は、エビチリはもちろん、どの料理も品のある味。ここは町中華では珍しく地酒も揃えていてね。レバーの竜田揚げに淡麗系の純米酒を合わせたら、最高だったなあ」
武「中華×日本酒って、これから流行るかも」
菜「あと、『岳陽』も同じく味わいがどこか上品なんだよね。町中華というより、それなりにお高い店で食べてる感覚。店構えはめちゃくちゃ庶民的だけどね。そのギャップに萌えた」
『中華料理 岳陽(がくよう)』肉ダンゴ1350円
戎「あと『龍朋』の回鍋肉ですよ!チャーハンに負けず劣らずあんなに旨かったとは」
菜「でしょう?いろんな店の回鍋肉を食べまくったけど、あれほど白飯に合う回鍋肉はないと確信した。取材した時に聞いたんだけど、午前5時半から仕込みを始めるんだって。町中華はどの店も膨大な仕事量をこなしながら営業していらっしゃる。確かに“これ以上忙しくなると困る”っていうのもわかるよね」
武「“大変だから息子には継がせたくない”っておっしゃるご主人もいますよね。後継者不足から惜しまれつつ閉店する店も増えていますが、この業界に活気が戻ってくれたら。というわけで期待したいのが、ネオ町中華です」
菜「ネオってどういう店?」
武「ワインと合わせたり、ひとつの料理に特化したりとか。さらに若者だけでなくボクら大人世代でも楽しめる店を選びました」
肥「特におすすめは『トミーズキッチン』。名店出身の店主が夫妻で切り盛りする店で料理は本格派。おしゃれカフェみたいなカジュアルさと気軽さがネオ的な要素かな。ここマジでおいしいよ。調味料もできるだけ自家製。素材を生かした味は油控えめで体にもやさしい。ご夫妻のお人柄も素敵で仲良しの感じがいいし、通っちゃう!」
『中華美食 トミーズキッチン』特製白湯鶏煮込みそば1300円
武「ネオは台湾料理が多く用意されている印象です。今までとは違う中華をと思うなら、ネオ系にいくのも大いにアリかと思います」