古くは造船所だった“みなとみらい”
高架下歩道の途中(桜木町6丁目交差点付近)には、JR高島線という東海道貨物支線の踏切がある。この踏切には「三菱ドッグ踏切」と書かれており、昭和の終わりごろまでこの一帯が“造船所”だったことを現代に語り継ぐ存在だ。そしてこの造船所の跡地が、今日にみられる「みなとみらい21地区」なのだ。
踏切のそばには、この地が造船所だったことを標す案内板も建っており、1922(大正11)年に撮影された造船所=横浜船渠会社(よこはませんきょかいしゃ)、のちの三菱重工業横浜造船所の工場全景が写る航空写真が掲示されている。周囲からは、「ハマのドッグ」と呼ばれ、多くの人から親しまれていたそうだ。
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旧高島町駅の今
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