さばコロッケさばin鯖サミット
そして、話はこれでは終わらなかった。荊木さんに運命の瞬間が訪れた。
2022年10月29日(再現ドラマ的に読んでください)
ああ、きょうもええ天気やなー。さてと、はみがきでもするか。シャカシャカシャカシャカ。
<居間からテレビの音声>
「きょうは、長崎の鯖サミット会場からお届けします」
は? はああああ? なんやそれ!?
<洗面所から猛ダッシュして、テレビをガン見する荊木さん>
テレビに映っていたのは、長崎県松浦市で開催されていた「鯖サミットin松浦2022」の会場からブースを紹介して回る、ジェンヌの姿。
「鯖サミットだとおおおお。わい、知らんでそんなん。呼ばれてへんで!」
次の瞬間、荊木さんは車に乗っていた。向かったのである。鯖サミットへ。
大阪国際空港(伊丹空港)へ向かい、博多空港へ。レンタカーを借りて松浦市へ……。しかし和歌山県から長崎県。当たり前に遠いのである。
「佐賀で真っ暗でしたわ……」と荊木さん。佐賀で一夜を過ごし、翌日も開催されていた鯖サミットへ朝イチで乗り込むなり、サバジェンヌを探した荊木さん。関係者を捕まえるなり「サバジェンヌ、どこや?」
「帰りました」
(すみません……)
とりあえず、会場にいた全さば連・小林崇亮会長にはなんとか遭遇。2024年に開催された「鯖サミットin美浜2024」には、自慢のさばコロッケを携えて出店。
鯖サミットin美浜2024の日高町商工会ブース。ジェンヌともご対面。第一声が「なんでおらへんかったんや」だったことは言うまでもない……。
初めてミスター角刈りと、さばコロッケに遭遇したジェンヌさん。「旨い!」 想像をはるかに上回るおいしさ!
かぶりつくと、きめ細やでサクサクした衣、しっとりした食感、やさしい甘みのあるジャガイモの中から、サバの旨みが炸裂! しかも揚げてもなお残る梅酢の効果でなんとも「さばやか」、あ、さわやか。
いくらでも食べられそうな「軽快な」味わい! そしてサバのコクで、「ソース不要」のおいしさ。しかもですね。冷めてもおいしいのよ!! これが!!
「サバやかすぎるコロッケ」は鯖サミットの会場でも大好評。何度も買いに来るお客さんもいるほど。「しっかりしたサバ感、旨みに華を添える梅酢のナイスサバランス」で「サバファン」の心をつかんださばコロッケ。
「世間にはこんなにサバ好きがおるんやなあ」とまたまた、実感した荊木さん。
ところが、話はまたまたこれだけでは終わらなかった。
-
¥4,380(税込)
-
¥5,400(税込)
-
¥5,100(税込)
-
¥5,280(税込)