「さばコロッケそば」は本家しぶそばで提供すべきメニュー
本家しぶそばの全メニュー。コロッケはない……。
マジか。
「しぶそば」が、「しぶさば」か!?
動揺するジェンヌ。ともかく、完成品をいただかなくては!
完成品の試食会場として向かったのは『しぶそば 綱島店』(さばコロッケそばの提供は本家しぶそばのみ)。
しぶそば綱島店は、なんと2階にお座敷席も! お酒もあるので、まったり「しぶそば飲み」が楽しめる。
出迎えてくださったのは、ジェンヌの暑苦しいプレゼンにお付き合いいただいた東急グルメフロント営業部直営グループの浅野豊彦さん、そして「本家しぶそば」クローズ時に店長を務めていた伊達 翔さんだ。
「多くのお客様から復活の声をいただいていた、本家しぶそばのオープンは、私もとてもうれしいです」と伊達さん。「数あるしぶそばのなかでも『本家』は別格でしたから」。
なにせ2000人もの来客数の日がある人気店。「『スピード感』が命。同時に『正確さ』も重要。どんなに慌ただしくても『お客さまに正しい味を提供する』ことは大前提。そばの茹で時間が10秒違っても味が変わるし、ツユも混み時間を考えて用意しておかないと煮詰まってしまう。おいしいお蕎麦で喜んでいただくために気が抜けませんでした」と伊達さんが説明する。
また、本家しぶそばには「券売機」はなく、レジ担当がマイクで厨房にオーダーを伝えるスタイル。「かーきーあーげー」など独特のイントネーションも本家流として愛されてきた。
そして「常連客」の多さも本家しぶそばならでは。
「毎日いらっしゃる方も多いんです。レジで『何にしますか?』というと『いつものに決まってるだろう」とお叱りを受けたこともありました』と伊達さんが笑う。だから「薬味の多め少なめも覚えておいて提供していました」。そんなアットホームな心遣いまで欠かさない本家しぶそば。最終日には多くのファンが訪れ大行列ができた。
さばコロッケ、そんな本家入り、光栄だぞ!……でも……「普通のコロッケはないのか」と常連さんに怒られたらどうしよう……。不安になるジェンヌ。
改めて浅野さんに、さばコロッケ採用の理由を伺った。「もちろん、まずおいしさです。何もかけなくて食べたい完成された味わいに驚きました。サバの枯節を使っているうちのツユとも、バランスがいいです」。よかった(涙)。
「インパクトもあるし、これは本家しぶそばで提供するべきメニューだと思いました」
と浅野さん。
「本家しぶそばは、これから何十年も渋谷で歴史を紡いでいくべきブランド。だから最近流行りの食材やメニューで、打ち上げ花火のような商品を出すのではなく、長く愛される商品を提供していきたいと考えています。魚食が減っている中、魚ももっと食べていただきたいですし、そんな想いも込めてさばコロッケを提供したいと思います」と浅野さん。
期待の星・さばコロッケ! ……だ、大丈夫か!? またも不安になるジェンヌ。
ともかく、まずは完成品を食べてみよう!
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¥4,380(税込)
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¥5,400(税込)
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¥5,100(税込)
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¥5,280(税込)