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東京の焼き鳥を人気グルメ雑誌のライターが覆面調査!本当に美味しい名店を厳選しました。接待やデートなどにぴったりな個室ありのお店や、リーズナブルに楽しめるお店、こだわりが光るおすすめ店など16店ご紹介します!

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はじめに

ちょい飲みやひとり飲みのときも、コスパがよくて気楽に行けるイメージの焼鳥屋。
最近は接待やデートで使えるようなおしゃれで高級なお店も増えました。働く男子だけではなく女子会などでも人気で、すでに日本の文化ともいえます。
今回は東京都内の数ある焼鳥屋から、さまざまなシーンで使えるお店をご紹介します。

接待やデートにぴったり!個室のあるお店

観音坂 鳥幸(最寄駅:恵比寿駅)

串七本コース

恵比寿駅近くの高級な焼鳥店は、1階カウンターと2階個室の上品な店内で上質な時間を過ごすことができます。
オリジナルブランドの八ヶ岳鳥幸地鶏はジューシーで弾力もあり、ふりそでや心のこりなどの希少部位も味わえます。
日本酒だけでなくソムリエ原潜のワインの品揃にも注目。ハンガリー産のフォアグラは赤ワインによく合います。

『観音坂 鳥幸』外観

■観音坂 鳥幸
[住所]東京都渋谷区恵比寿南3-9-3 EBISU393
[TEL]050-2018-2382
[営業時間]17時~23時半(22時半LO)
[休日]日曜
[座席]カウンター22席、3名・12名用個室8室 計66席/個室以外は禁煙/カード可/予約可/サ5%別、お通し代540円別
[アクセス]JR山手線ほか恵比寿駅西口から徒歩5分

瀧口(最寄駅:泉岳寺駅)

・自家製つくねと胸肉の炙りにせせり串
・比内地鶏のレバーとはつ
・ねぎま串と手羽先(※季節のコースから、ほか同)

月ごとに変わるコースのみのお店は、接待にも自信を持って使える上品なお店です。
前菜からデザートまで10品以上の料理は、フレンチやイタリアンといった洋のテイストを組み合わせるなど、工夫を凝らしたものばかり。
ごぼうの入った自家製つくねや鴨のフィレなどバラエティ豊かです。50種類ものワインも食事にぴったりでおすすめ。

『瀧口』外観

■瀧口
[住所]東京都港区高輪2-16-35
[TEL]03-6684-3840[営業時間]11時半~14時(13時半LO)、17時~23時(22時LO)※土・祝はディナーのみ営業
[休日]日
[座席]カウンター18席、4名用個室2室 計26席/全席禁煙/カード可/予約可/サ10%別
[アクセス]都営浅草線泉岳寺駅A2出口から徒歩1分

酉たか(最寄駅:二子玉川駅)

おまかせコース「酉」(7本・写真はちょうちん、金針菜、ひざがしら、鶏の粕漬け、みさき、手羽先、背肝)

デートにも使えそうな雰囲気のよい店内では、カウンター席で串を焼くところを眺めながら日本酒を飲むのもよいですね。
個室もあるのでくつろぎたい方にはおすすめです。
日替わりのおまかせ串は7本からで、腎臓に当たる背肝や、ちょうちんなど珍しい串が食べられることも。
一品料理も、新鮮な薩摩知覧鶏のたたきなどお酒が進むメニューです。

『酉たか』外観

■酉たか
[住所]東京都世田谷区玉川3-21-21ハイムカワベ1階
[TEL]03-3700-0403[営業時間]17時~23時(22時半LO)、土・日・祝16時~23時(22時半LO)
[休日]無休
[座席]カウンター29席、個室(4名~8名用)×3室、計41席/全席禁煙/予約した方が望ましい/カード可/サなし、お通し583円別
[アクセス]東急田園都市線ほか二子玉川駅西口から徒歩5分

いぐち No.10(最寄駅:麻布十番駅)

おまかせコース(23品)から、串とピンチョス(写真の串はささみ焼き、手羽先、ねぎま)

隠れ家のようなお店はひっそりと麻布十番にあります。
ここはおまかせコースのみで、23品もの料理を堪能できます。店内は大人の雰囲気で、料理はどれも見た目がおしゃれ。
フォアグラのコロッケや、ピンチョス風に出てくる野菜や内臓系、寿司屋顔負けの絶品ガリも添えられており、楽しみながら食事ができます。記念日にもぜひどうぞ。

『いぐち No.10』内観

■いぐち No.10
[住所]東京都港区麻布十番1-6-7F1プラザビル4階
[TEL]03-6455-4557
[営業時間]17時~24時(入店は21時半まで)
[休日]無休
[座席]カウンター8席、個室2名×4室、4名×1室、計20席/全席禁煙/要予約/カード可/サ10%
[アクセス]都営大江戸線ほか麻布十番駅7番出口から徒歩2分

とり茶太郎(最寄駅:渋谷駅)

おまかせ串6本コースから
写真は銀杏、ささみ、おたふく(鴨の胸腺)、血肝、手羽先、特撰もも肉(ほろほろ鳥)あぶり焼き

自分が渋谷にいることをうっかり忘れてしまいそうな、静かで落ち着いたお店では、ほろほろ鳥や鴨肉、しゃもといった肉に、佐賀の海水塩をブレンドした塩、ワインの入ったコクのあるタレと、どれもこだわりの味で楽しませてくれます。
焼き加減も部位によって変えているので食感もバラエティ豊か。鶏の刺身盛り合わせもぜひ日本酒と一緒に味わいたいですね。

『とり茶太郎』外観

■とり茶太郎
[住所]東京都渋谷区鶯谷町7-12
[TEL]03-6416-0364
[営業時間]18時~24時、日17時~23時
[休日]月(月1回は日休み)
[座席]カウンター8席、掘りごたつ式個室4名×1室、半個室テーブル2席×1卓、計14席/全席禁煙/要予約/カード可(1万円以上)/サなし、お通し648円別
[アクセス]JR山手線ほか渋谷駅西口から徒歩8分

茅場町 鳥徳(最寄駅:茅場町駅)

つくね、もつ、レバー、ねぎま、皮、砂肝、ヒナ、がも、合がも、野菜はさみ焼き、手羽

茅場町に明治時代後期から店をかまえる老舗は鳥鍋やうなぎなどが楽しめる名店です。
代々続く7種類のタレを使った焼鳥は美味で、中でも人気なのが肝、レバー、ぼんじり、正肉の4種類を1串に刺したもつというオリジナル。食感の違いを楽しめておすすめです。
ランチや配達もできるので、ぜひ一度伝統の味をご賞味ください。

『茅場町鳥徳』外観

■茅場町鳥徳
[住所]東京都中央区日本橋茅場町2-5-6
[TEL]03-3666-4692
[営業時間]11時~13時半、17時~22時(21時15分LO)
[休日]土・日・祝
[座席]1階カウンター6席、テーブル20席、2階座敷120席、計146席/禁煙席なし/予約可/カード可/サなし
[アクセス]地下鉄日比谷線ほか茅場町駅2番出口から徒歩1分

YAKITORI 葵(最寄駅:飯田橋駅)

レバー、はつ、ささみさび焼、赤茄子、チェリートマト、金針菜

地下1階にある神楽坂のお店は、隠れ家のようで落ち着きます。
内臓系は臭みの少ない比内地鶏、肉は柔らかくジューシーな大山鶏と、部位によって使い分けています。タレは砂糖を使わないキリっとした味。
ワインは料理に合うものを教えてくれます。ハチミツを少しつけて食べる、比内地鶏の白レバームースや鶏だしベースのテリーヌも絶品です。

『YAKITORI 葵』内観

■YAKITORI 葵
[住所]東京都新宿区神楽坂5-43-2 ROJI神楽坂B1
[TEL]03-6457-5974
[営業時間]17時〜23時半
[休日]日・祝
[座席]カウンター8席、テーブル席14席 計22席/分煙/予約可/カード可/お通し400円
[アクセス]地下鉄東西線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩5分

コスパ抜群!安くてうまいお店

炭火焼き鳥とワインのお店 Gallo 四谷(最寄駅:四谷三丁目駅)

炭火焼

四谷三丁目、ジャズが流れる雰囲気のよいお店では、ソムリエの選んだイタリアワインと共に、シェフが作る繊細な味の焼鳥を味わう、なんとも幸せな時間が過ごせます。
ワインはボトルで2300円から、串もリーズナブルで、お店の雰囲気や味と比べてもコスパ抜群。
ランチタイムは蒸し鶏定食や日替わりメニューあり、ご飯は嬉しい大盛り無料です。

■炭火焼き鳥とワインのお店 Gallo 四谷
[住所]東京都新宿区四谷3-9-18 慶和ビル2階
[TEL]03-5341-4550
[営業時間]11時半〜14時、18時〜24時、金・土18時〜翌2時、日・祝18時〜24時
[休日]無休
[アクセス]地下鉄丸ノ内線四谷三丁目駅1番出口から徒歩1分

武ちゃん(最寄駅:銀座駅)

コースより

昭和28年、屋台から始まったというお店は、連日多くの人で賑わう繁盛店。気取らずにくつろいで焼鳥を味わうことができます。
有名な名古屋コーチンを備長炭で焼きあげます。銀座の一等地にありながら安いのも親しみやすくて嬉しいですね。
タレで焼いたレバーやササミのわさび焼きなどの串に鶏スープなどがついたコースもありますよ。

『武ちゃん』外観

■武ちゃん
[住所]東京都中央区銀座4-8-13
[TEL]03-3561-6889
[営業時間]17時~21時半(21時10分LO)
[休日]日•祝
[座席]カウンター20席、テーブル2席×2卓、座敷6席×1卓 計30席/禁煙席なし/カード不可/予約不可/サなし
[アクセス]地下鉄銀座線ほか銀座駅A7出口から徒歩2分

鳥雅(最寄駅:永福町駅)

ササミ、合鴨、ツクネ、皮、セセリ

洗練された味で評判のこちらのお店は、店内も焼鳥屋らしい和の雰囲気。
ダシ醤油でパリッと焼いた鶏皮やプリッとしたせせりなど、どれも鶏の旨みが濃く、しっかりとした味わいで焼き加減も絶妙です。
サイドメニューの合鴨のタタキはワインにもよく合い人気。通常のワイン以外に、自然派ワインが常に20種類ほど置いてあるのも魅力です。

『鳥雅』内観

■鳥雅
[住所]東京都杉並区永福4-6-2
[TEL]03-6265-8911
[営業時間]17時〜23時LO、土・日・祝16時〜23時LO
[休日]月
[座席]カウンター7席、テーブル10席 全17席/全席禁煙(外で喫煙可)/予約可/カード不可/お通し400円
[アクセス]京王井の頭線永福町駅北口より徒歩5分

名店のこだわりが光る!おすすめ店

まさ吉(最寄駅:武蔵小山駅)

おまかせ串焼き五本セット(※内容は仕入れによって変わる)

ミシュランガイドに掲載された目黒区の焼鳥屋は、予約も困難な人気店です。
備長炭の中でも最高の細丸を使用しているため、どの串も芳醇な香り。ジューシーで肉の旨みが感じられ、串の打ち方や焼き方の工夫でこんなにも違うのかと感心させられます。
鶏中華そばは限定10食の看板メニュー。選び抜かれた地酒も多く、納得の名店です。

『まさ吉』の詳細はこちら

■まさ吉
[住所]東京都目黒区目黒本町5-2-8
[TEL]03-3792-5216
[営業時間]18時~23時(22時45分LO)、土・祝は18時~と20時~の2部制
[休日]日・祝日の月
[座席]カウンター12席、4席×1卓 計16席/全席禁煙/1万円以上でカード可/予約可/サなし、お通し代540円別
[アクセス]東急目黒線ほか武蔵小山駅西口から徒歩5分

スエヒロガリ(最寄駅:中目黒駅)

手八鳥コース
※内容はその日の仕入れによって変更する

予約して行くのがおすすめの目黒区の焼鳥屋は、ワインと楽しむ焼鳥がコンセプト。
大山どりと信玄どりの2種類を使い分けていて、新鮮なレバーや、じゅわっとしみ出る脂の旨みが絶品の皮つきももなどがおすすめです。
焼き鳥のタレを使ったお団子も評判で、持ち帰りするお客さんもいるそうですよ。日によって変わる手八鳥コースも人気です。

『スエヒロガリ』外観

■スエヒロガリ
[住所]東京都目黒区上目黒3-6-4
[TEL]03-6712-2233
[営業時間]17時~24時(コースは22時半LO、単品は23時LO)
[休日]不定休
[座席]カウンター7席、8席×1卓 計15席/禁煙席なし/カード可/予約可/サなし、チャージ料500円別
[アクセス]地下鉄日比谷線ほか中目黒駅南改札口から徒歩1分

たまや 吉祥寺(最寄駅:吉祥寺駅)

あみレバ、丸ハツ、もも 刻みわさび、金針菜、燻製ぼんじり、ささみ

吉祥寺駅から近くのおしゃれなお店は、土日は13時から開いていて昼飲みできる贅沢な空間です。
新鮮な鶏は美桜鶏、鳥取大山鶏など数種類を部位によって使い分け。プリッとしたお肉はみずみずしく、自然と笑顔がこぼれます。
厳選した日本のワインを楽しめるのもこのお店のいいところです。柔らかい味はお肉の味を引き立ててくれます。

『たまや 吉祥寺』内観

■たまや 吉祥寺
[住所]東京都武蔵野市吉祥寺本町1-34-2
[TEL]0422-27-6165
[営業時間]11時45分〜15時、17時〜23時、土13時〜23時、日・祝13時〜22時
[休日]不定休
[座席]カウンター16席、テーブル20席、テラス10席 計46席/全席禁煙(外で可)/予約可/カード可/お通し350円
[アクセス]JRほか吉祥寺駅中央口より徒歩4分

日本橋MITSU(最寄駅:人形町駅)

晩酌コース

焼鳥屋とは思えない素敵なお店はデートにも接待にも使えそうです。
人形町のこちらのお店は、仕事帰りに軽く飲めるよう、ワインも安いものは3000円からあるのもポイント。
弾力のある阿波尾鶏の炭火焼や産地直送の生ガキ、胃の部分を表すとっくりや食道のロードなど希少部位の焼鳥も楽しめます。記念日にはいいワインで乾杯もいいですね。

『日本橋MITSU』内観

■日本橋MITSU
[住所]東京都中央区日本橋人形町1-4-13 2階
[TEL]03-5645-2073
[営業時間]11時半〜14時、17時〜23時40分(23時LO)
[休日]日
[座席]カウンター13席、テーブル36席 全49席/全席喫煙可/予約可/カード可
[アクセス]地下鉄日比谷線・都営浅草線人形町駅A6出口より徒歩1分

76vin|ナナジュウロクバン(最寄駅:根津駅)

焼き鳥の為のグラスワインセット(白&赤)

根津駅からすぐの好立地にある、カフェバーのようなお店は、女性1人で来るお客さんも多いという焼鳥屋。
ももクミン焼きやワイン塩仕上げといった新しい感覚の焼鳥や、地鶏の卵を乗せたリングイネパスタなどジャンルもさまざま。
棚にずらりと並んだワインは100種以上にのぼります。まずは焼き鳥の為のグラスワインセットがおすすめ。

『76vin』内観

■76vin
[住所]東京都文京区根津2-13-8
[TEL]03-5834-7684
[営業時間]18時〜24時(水・焼き鳥休み)
[休日]不定休
[座席]カウンター6席、テーブル17 計23席/全席禁煙/予約可/カード可(VISA、Master)/サなし
[アクセス]地下鉄千代田線根津駅1番出口から徒歩1分

GALLO NERO|ガッロネロ(最寄駅:渋谷駅)

レバー(串おまかせコース(6本)より)

こじんまりとしていてゆっくりと食事を堪能できる道玄坂の名店は、250種ものワインと、備長炭で焼きあげた地鶏が相性抜群。
大きめの肉は中に旨味が閉じ込められていてジューシーです。
サイドメニューも充実しており、ぷりっとした地鶏もも肉のタルタルや、おつまみにもぴったりの白レバーのムースなど。深夜まで開いているのも嬉しいですね。

■GALLO NERO
[住所]東京都渋谷区道玄坂1-19-6 道玄坂OKビルB2
[TEL]03-3770-5225
[営業時間]18時〜翌3時(翌1時LO)
[休日]日
[アクセス]JRほか渋谷駅南口から徒歩6分

【コラム】「焼鳥」本音で座談会!東京都内の焼鳥屋、ほんとにいい店、悪い店!

東京都内に数多ある焼き鳥店の中で、ほんとにいい店ってどんな店?あるいはここはやめろ! という店は?
今回の焼鳥店取材を担当したライター・池田一郎、ライター・松田有美、編集・武内慎司が、覆面取材で見えてきたいまどきの焼鳥店を語ります。

焼き場に活気があるライブな店を選べ!?

武内「まずはひとり串、ふたり串の名店を求めてかなり徘徊されてた池田さん?」
池田「ひとり酒はライフワークだけど、徘徊とか言うな! で、最初の感想は、少しくらいなら行列しつつ待つ店も多々。予約が取りにくい店もけっこうあるし、焼鳥屋ってどこもよく入ってるなあと」
「あ、それ、僕も感じました。激戦区だなあってエリアもかなりあったし」
「目黒・中目黒、新橋、神楽坂・飯田橋、渋谷、北千住……。各エリアに人気店はあって、こうなるとどういう基準で、かつ自分の好きな店を見つけるか、っていうのがけっこう大事な気がする」
「へえ。では、たとえば池田さんがひとり串を選ぶときの基準は?」
「できればちょくちょく行きたいわけで、さくっと飲めて懐にやさしいのがひとつ。居心地のいいカウンターがあって、あといい店はなんていうか、焼き場に活気があるんだよなあ」
松田「あ、それわかります! 今回私が取材した店に共通してたのは、焼き場がステージみたいになっていたこと。真剣な表情で“この串を絶対美味しく焼き上げるぞ”って気迫が伝わってくると……」
「目、キラキラしてるよ(笑)」

「1本ずつ、熱々のうちに食べなきゃって思うんですよ。ビールも思わずおかわりするし、焼鳥ってライブだと思う!」
池・武「おおーっ!」
「ところで懐事情の話ですけど、最近焼鳥って少しお寿司化してません?」
「何、お寿司化って?」
「備長炭とか銘柄鶏にこだわるから高級化している気が。僕は庶民の味として頑張っているところを応援したいです」
「む~、確かにな。そのへんは接待串にフォーカスした松田さん、どうなの?」
「焼鳥が美味しいのが前提ですけど、前菜に9種の豆皿があってときめいたり、焼鳥以外も「わあ~っ!」って要素があるとさらに通いたくなるかも。それと素材へのこだわりも感じましたねー。名古屋コーチンの純血種の“松風地鶏”とか、フランスうずらの卵“エル・フランス”を使ってたりとか。ブルゴーニュワインが揃っていたりとか。女子にはね」

「……(ボー)」
「い、いかん、目を覚ませ! 焼鳥は焼鳥自体が旨くてなんぼだろ。いい素材を使うのもいいけど、それを活かせてなんぼ。ひとり串だろうが接待串だろうが、まずはそこを見極めんと」
「はっ! 確かに」
「それで思い出したけど、有名店で修業した若手が頑張ってるっていう印象もありますね。私が行ったところでは北千住の『バードコート』出身だった」
「大塚の『蒼天』、銀座の『バードランド』、中目黒・目黒の『鳥よし』『鳥しき』とかね。きっちり修業しているから腕はもちろん確かだし、意欲的に独自のトライもしている。内容に比して価格はわりとリーズナブル。そういう若手の店は確かにけっこういいよね」

仕事次第で旨さは全然違う焼鳥って奥が深〜い!

「ていうか、そんなに味に大きな違いってあるんですかね?」
池・松「ギロッ」
「い、いや。あるとは思うんですけど」
「よく串打ち◎年、焼き一生とか言うけどさ、今回食べたり話聞いたりしてて、仕事の仕方によって焼き上がりって全然違うんだなってよくわかった。鳥はまず鮮度が一番だし、美味しさが逃げない串の打ち方とか、カットの大きさ、炭の組み方、もちろん焼き方や焼き加減。1本の串にポイントはいっぱいあって、焼鳥って深いな~と」
「確かにいろいろ回ると、同じ焼鳥、同じ銘柄鶏でも、全然違いますよねー」
「ほー。では逆にこれはNGって焼鳥はどんな感じ?」
「鮮度なのか材料なのか、特に内臓系で臭みがあるとか。ちょっと焦げすぎて真っ黒で固いとか。そうなるとまったくそそられません!」
「あと最近、生っぽいの流行ってない? ある店の大将が『半生とレアは全然違う』と。レアってジューシーだけどちゃんと火が通ってるからこそ旨みが引き出されるんだよね。でも、ひと口に美味しいって言っても、焼き方の流儀もいろいろで、違いがあるから『ここのは好きだな』って好みを見つけるのも楽しみ」
「ある店で教えてもらったんだけど、初めての店では、正肉(もも)、レバー、つくねを食べてみると実力がわかるんだって。どれかがまずかったら、すぐ帰った方がいいよって(笑)」
「きびしー!」
「旨い焼鳥は、焼き上がりを見ただけでなんかエッジが立って、旨そうな勢いがあるよねー。くー、今すぐ焼きたてを頬張りたくなった。行く~~?」
武・松「ラジャー! !」

おわりに

今回は、東京で食べられる絶品焼き鳥をご紹介しましたが、いかがでしたか?
焼き鳥の、新鮮な鶏肉を炭で焼く香ばしい匂いとプリっとした歯ごたえ抜群の食感はたまりませんよね!
接待や大切な人とはもちろん、仲間や家族、のんびりとひとりでなど様々なシーンで利用できますので、ぜひご活用ください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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